「ゲストハウスを始めるには、どんな許可と資格が必要なの?」
「宿泊施設の経営・運営なんて自分にできるのかな?」
「どこに相談すれば、ゲストハウス開業資金の相談に乗ってくれるんだろう?」

遠出しない休暇の過ごし方ステイケーションや、働きながら余暇を楽しむワーケーションと言った新しい旅行需要も生まれています。

自分しか提供できないスタイルの『ゲストハウス』の開業・経営に興味がありながらも、まだ開業への一歩を踏み出せずに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、ゲストハウス運営を失敗しないには、「興味があるから」という気持ちだけでなく、地域性のリサーチや現実的な費用と経営計画を立てることがとても大切です。

集客方法の「組み合わせ」を理解して、長く愛され続ける、そして安定して利益を出し続けるゲストハウスを作り上げましょう。

デジマチェーンが、ゲストハウスを開業する方法、開業の許可・資金・費用、経営の秘訣、集客の方法、地域の人々との連携に失敗しない方法などを5ステップで説明します。

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1.ゲストハウス開業に必要な手続き・資格・許認可

ゲストハウスとは、一般的にホテル等より小規模で宿泊料金が安く、その分サービス等を簡略化した宿泊施設のことを指します。

多くのゲストハウスでは、他の宿泊客との交流ができることが大きなメリットとなっています。

ゲストハウス開業は、特別な資格が必要なわけではありません。

しかし各種届け出は必須となります。

以下の表にまとめましたので、忘れずに確認しておきましょう。

最近では民泊新法に基づく『民泊』も注目を浴びていますが、こちらは宿泊に用いる期間が1年のうち180日以下に限られます。

今回の記事には当てはまらない部分もあるのでお気をつけください。

ゲストハウスの開業で必要な資格と許認可一覧

資格・許認可 必須条件 問い合わせ先 備考
消防法令適合通知書交付申請 必須 消防署 旅館業営業許可申請より先にこちらを申請する必要がある
旅館業営業許可(簡易宿所営業許可)申請 必須 保健所
  • 各都道府県が定める衛生基準を満たしていることを確認してから申請
  • 先に消防法令適合通知書交付申請を済ませておく必要がある
建築検査済証 床面積が100㎡以上の場合に必要 各地域の土木事務所など 個人では対応が難しいため建築士等への相談を推奨
用途変更申請 もともと宿泊用の建物ではない場合は必要 各自治体指定の検査機関など
自動車運転免許 立地次第ではほぼ必須 警察署 立地によっては物品の買い出しやお客様の送迎などに必要
英語力 あったほうが有利 英会話教室など コミュニケーションが取れることが大事なので資格取得にこだわる必要はない

建物の用途変更に伴う必要書類について

建物の用途変更申請を行う場合には、非常に様々な書類が必要となる可能性があります。

必要書類等は地域によっても異なるため、開業しようと考えている地域の行政窓口に確認が必要です。

そもそも用途変更ができないという場合もありますので、注意しましょう

多くの地域で共通する必要書類の例としては、以下の通りです。

  • ゲストハウスにする建物内部の各階平面図
  • ゲストハウスにする建物の配置図、正面図、側面図等
  • ゲストハウスにする建物周辺にある主な施設の見取り図等

これらは、自分一人で準備しようとすると大変な作業になってしまうため、専門家に相談した方が良いでしょう。

地域ごとの宿泊需要をリサーチ

ゲストハウスの開業前の、地域ごとの需要のリサーチはとても大切です。

需要のない場所に開業しても、お客様はなかなか来てくれないからです。

宿泊施設の需要をリサーチする前に、客室稼働率の重要性を押さえておきましょう。

客室稼働率とは、宿泊施設全体の部屋数に対して、何パーセントの部屋が実際に利用されたか、という割合のことです。

実は、都道府県ごとの客室稼働率は、観光庁の宿泊旅行統計調査のページで確認することができます。

客室稼働率の目安としては都内で7~8割、地方の大都市、観光都市で6~7割、それ以外の都市で3~5割ほどです。

なお、このデータ上で客室稼働率が高くても、周辺に同じような宿泊施設が何軒あるか考慮してデータを確認しましょう。

さらに客室稼働率のデータをお探しの方は、下記のようなサイトを利用してみてください。

客室稼働率をリサーチするためのサイト一覧

サイト 特徴
宿泊旅行統計調査 各都道府県での客室稼働率を調べられる
MinpakuDatabankレポート
  • 有料でのエリアレポート、ピンポイントでの詳細分籍レポート、部屋の周辺データ、収益性予測レポートなどAirbnbの物件の分析に強い

ゲストハウス物件探しに関する注意事項

ゲストハウス用の物件を探す際に気をつけなければならない点は、その土地の『用途地域』です

『用途地域』の種類によっては、どんなに立地が良くても宿泊施設が作れません。

数ある『用途地域』のうち、宿泊施設を作れるのは下記の地域です。

  • 第一種住居地域
  • 第二種住居地域
  • 準住居地域
  • 近隣商業地域
  • 商業地域
  • 準工業地域

用途地域は、こちらのサイトを活用して調べると良いでしょう。

ゲストハウスの物件探しに役立つサイト

ゲストハウス向きの物件選びに特化したサイトを活用しましょう。

ゲストハウス開業に使える物件を見つけるのはそう簡単なことではありません。

街中で見かける不動産屋に相談に行っても、なかなか物件を見つけてもらうことはできないでしょう。

そのため、ゲストハウス向きの物件選びに特化したサイトを活用することをおすすめします。

ただし、これらのサイトに掲載されている物件がすべてゲストハウスにできる物件とは限らない点に留意してください。

ゲストハウスの物件探しに役立つサイト一覧

サイト名 特徴
楽待不動産
  • 本来投資用の不動産を探すサイト
  • 物件登録数が多いのが魅力
民泊物件.com
  • 民泊向きの物件に特化
  • 物件登録数も豊富
東京R不動産 東京を中心に、おしゃれで見栄えの良い物件が多く掲載
HOME’S 宿泊施設用に特化しているわけではないが大手だけあって物件が豊富

その他の一般的な開業手続き一覧

区分 手続き 関係官公庁
個人 開業届と青色申告 税務署
法人 健康保険・厚生年金関連 社会保険事務所
法人 雇用保険関連 公共職業安定所
法人 労災保険関連 労働基準監督署
法人 税金(所得税、消費税) 税務署

2.ゲストハウスの開業に必要な資金

どんな事業でも、開業に必要な資金の見通しがなければ、計画倒れに終わってしまいます。

ゲストハウスを開業する際に必要な資金のモデル、そして活用できる可能性のある補助金、有利な融資について説明します。

ゲストハウスの開業資金は650万円

以下の表は、床面積100平米未満の賃貸物件を借りて、ゲストハウスを開業した場合の開業資金モデルです。

どこで、どのような物件を選ぶかによって貸借料や内装工事費などの初期投資額は大きく異なります。

特に、内装にこだわったゲストハウスなどは、リフォーム代だけで1000万円以上かかったという例もあるようですので、しっかりと計画を立てることが大切です。

項目 初期投資額
物件を借りる際の初期費用 約100万
リフォーム費用 約300万
家具・備品等購入費 約150万
開業1年目の運転資金 約100万
合計 約650万
*地域や個別ケースによって大きく異なります

ゲストハウスで見落としがちな費用

ゲストハウス経営には、初期費用ももちろん大切ですが、それ以上に開業後にかかる費用が重要です。

ここでは、特に見落としがちなランニングコストである、人件費と修繕費の2項目について説明します。

#1.スタッフの人件費

自分一人で経営するので人件費は関係ない」と考えている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、一人ですべての業務をこなすのはかなりの重労働です。

掃除だけを行ってくれる短時間のパートを雇うなど、少しでも人に任せられる部分は任せましょう。

あなた自身は、集客や営業のために使える時間を確保しておくことをおすすめします。

#2.建物の老朽化や設備の破損などに伴う修繕費

ゲストハウスの建物や設備の老朽化にかかる補修費用は、予想外の出費になることがあります。

ゲストハウスは多くの人が利用する以上、突然の設備の故障などは避けて通ることができません。

また、中古の物件を借りた場合などは、建物の老朽化により、予想以上に早く修繕が必要になる可能性もあります。

予想外の大きな出費に慌てることのないよう、できれば資金に余裕を持って準備をしておきたいところです。

開業資金調達に利用できる補助金・融資

ゲストハウスの開業に必要なものを購入する資金の調達には、以下の3つの融資や補助金を使える可能性があります。

  • 新創業融資
  • 小規模事業者持続化補助金
  • インバウンド対応力強化支援補助金

それぞれを説明します。

#1.銀行より低金利の新創業融資

市中銀行より有利な、日本政策金融公庫の新創業融資を利用できる可能性があります。

新創業融資は、政府系金融機関である日本政策金融公庫で、無担保・無保証・連帯保証人・スピード融資で融資を受けられる有利な融資制度です。

以下の記事で新創業融資について説明しています。

#2.返済義務のない小規模事業者持続化補助金

従業員数が20名以下の小規模事業者が新規事業として開業を検討中であれば、返済義務のない小規模事業者持続化補助金を活用できるかもしれません。

以下の記事で小規模事業者持続化補助金について説明しています。

#3.インバウンド対応力強化支援補助金

東京都内で開業する場合に限られてしまいますが、インバウンド対応力強化支援補助金という制度を利用できる場合があります。

こちらは募集期間に限りがあるうえ、制度の予算上限に達した時点で募集は終了となってしまいますので、利用する予定のある方は早めに準備して申請を行いましょう。

インバウンド対応力強化支援補助金について詳しくはこちらをごらんください。

3.ゲストハウス経営を失敗しないための4原則

ゲストハウス経営に失敗しないためには、以下の4原則を意識して、開業前から『安心して経営できるゲストハウス』作りを目指していきましょう。

  1. ゲストハウスは立地でほぼ決まる
  2. ゲストハウス経営の現実を直視する
  3. 適切な価格を設定する
  4. 出口戦略を立てておく

それぞれについて説明します。

ゲストハウスは立地でほぼ決まる

開業前にゲストハウスの立地について考えておくことは何よりも重要なことです。

当たり前の事ですが、ゲストハウスの立地は一度決めてしまったら、そう簡単には変えられません。

また、あとから変えようと思っても、その分多額の費用が必要になります。

立地次第で、客層も、宿泊料金も、必要なサービスも、何もかも変わってくるものです。

例えば、駅からとても遠い場所にあるゲストハウスの場合、駅とゲストハウスの間の送迎サービスが必要でしょう。

ゲストハウスは外国人観光客に人気があると言われています。

しかし、外国人観光客の利便性ばかり考えてしまうと、逆に日本人観光客からは敬遠されてしまうかもしれません。

ゲストハウスを作りたい場所の土地柄を十分に把握した上で、どんなゲストハウスにしていくか、現実的な想像を膨らませていきましょう。

例えば、以下のような調査が必要です。

  • その地域への観光者数は年間何人ですか?
  • 季節ごとに観光客の数はどのように変動しますか?
  • 観光客の国籍比率はどのようなものでしょうか?
  • 観光客の行動傾向はどのようなものですか?立ち寄り観光ですか?1泊観光ですか?中長期滞在ですか?
  • 観光客の消費行動はどのようなものですか?食事・宿泊・グルメ、アクティビティのどれにお金を使っていますか?

立地の重要性を十分に認識した上で、実際の物件探しを行うことをおすすめします。

ゲストハウス経営の現実を直視する

あこがれだけを追いかけてしまうと、開業費用をかけすぎてしまい経営に失敗する可能性が高くなってしまうので気をつけましょう。

例えば、「こんなゲストハウスを作りたい」とこだわりすぎるあまり、内装工事費にお金をかけすぎてしまうといったことにならないように注意が必要です。

また、ゲストハウス開業直後は、どうしても稼働率が低い状態が続いてしまいます。

最初からたくさんのお客様が訪れることを期待してしまうと、売上目標などを見誤ることにもなりかねません。

夢やあこがれはとても大切なものですが、背伸びをしすぎると経営を圧迫してしまうものです。

もともとバックパッカーだったという経営者で、ゲストハウスそのものが好きで、「ゲストハウス経営は利益は二の次」という方が多く見受けられます。

しかし、経営者としてやっていくためには割り切った見方も必要になってくるでしょう。

どれくらいの投資に対して、どれくらいの利回りが期待できて、回収期間はどれくらいなのか、を考えなければゲストハウスの経営は不可能です。

適切な宿泊価格を設定する

確かにゲストハウスで適切な価格設定を行うことは、簡単なことではありません。

まず周辺にある宿泊施設の価格を把握しましょう。

周辺の相場をおさえたうえで、開業する自分のゲストハウスの特徴に合わせて、高すぎず安すぎない価格を考えていく必要があります。

また、季節によって観光客が大きく変動する地域の場合、閑散期はどうやって乗り切るのかも考えておかなければなりません。

特に、人気の観光地にはすでにたくさんのゲストハウスが存在しています。

ですから、閑散期を乗り切るには相当な工夫が必要になると言えそうです。

安易な値下げは危険

意外かもしれませんが、以下のようなありがちな値下げのやり方はおすすめできません。

  • 「うちはバックパッカー向けのゲストハウスだから格安で」
  • 「閑散期はとにかく安さで勝負する!」

なぜなら、周囲の競合も同じことを考えており、値下げ競争になることが多いからです。

開業した直後はなかなか宿泊者が集まらず焦ってしまうかもしれませんが、安易な値下げは避けましょう。

経営の出口戦略を立てておく

この場合の出口戦略とは、ゲストハウス経営を手放すことになった場合に備えた対策のことです。

どんなにしっかり計画を立てて準備しても、個人ではどうすることもできない事情から、ゲストハウスの経営が困難になる可能性もあります。

ゲストハウスを経営している限り、売却、事業転換、オーナー変更の可能性は常についてまわります。

ですから、どんな事態にも備えられる物件を維持することが重要です。

例えば、勢いでプール・ジャグジーなどの特殊設備を付けてしまい、施設売却の話を進めようにも進められなくなったという話はよくあります。

経営が危ない、もしくはこのまま続けていても利益が出る見込みがないと判断した場合には、早めに身を引くというのも賢い選択です。

「できればそんなことはしたくない」という方も多いとは思います。

しかし、常に出口戦略をよく考えておくことも経営者には必要なのです。

4.ゲストハウスにおすすめの集客方法3選+2

集客は足し算ではなく掛け算」ですから、組み合わせて連動させれば、集客効果は何倍、何十倍にもなります。

逆に言えば、連動できない集客方法を組み合わせても足し算以上の効果は生まれないので注意が必要です。

ゲストハウスには以下の集客方法の連動が特におすすめになります。

  1. ホームページ&ブログなしには始まらない!
  2. Googleビジネスプロフィール(旧:Google マイビジネス)で「今すぐ」需要を取り込む
  3. ホテル予約サイトで知名度アップ&口コミゲット!
  4. 他にもSNSとチラシは集客実績あり

それぞれの方法について説明します。

ホームページ&ブログなしには始まらない!

ゲストハウスの集客を始める際には、まずホームページやブログを用意しましょう。

なぜホームページやブログが良いかというと、掲載できる情報量が多いからです。

もちろんホームページやブログを作っただけでお客様が来てくれるというわけではありません。

しかし、今後さまざまな集客方法を利用していくうえで、ホームページやブログは、集客成功の大きな鍵となる可能性を持っています。

#1.ホームページとSNSとホテル予約サイトを連動させる

ホームページとSNS・ホテル予約サイトを連動させましょう。

単に情報発信をするだけなら、SNSを利用するという手もあるでしょう。

また、宿泊施設としての認知度を上げるなら、じゃらんなどのようなホテル予約サイトを利用した方が効果的かもしれません。

ですが、あなたのゲストハウス独自のホームページやブログを持つことで、SNSやホテル予約サイト以上の情報量を掲載することが可能になります。

また、ホテル予約サイトなどでは、どうしても他の宿泊施設が目に入りやすくなるものです。

しかし、ゲストハウス単独のホームページであれば、その心配もありません。

あなたのゲストハウスの特徴、施設の内装・外装、実際に泊まる部屋の様子、周辺にはどんな観光施設があるのかなどをアピールすることが出来ます。

ホームページ集客の始め方・活用方法についてわかりやすく説明していますのでご覧ください。

#2.ホームページはSEOの運用が重要

ホームページやブログを作成する際には、SEO対策(検索エンジン対策)にも気を配りましょう。

Googleなどのウェブ検索で上位に表示されるようになれば、より多くのお客様があなたのゲストハウスに興味を持ってくれるはずです。

SEOについて集客への活用方法を解説しています。

Googleビジネスプロフィールで「今すぐ」需要を取り込む

Google検索で「地名 ゲストハウス」などで検索すると、ページ上部に特定のゲストハウスのビジネス情報が表示されることがあります。

これが、Googleビジネスプロフィール(旧:Google マイビジネス)の大きな特徴です。

Googleの検索結果の上部に表示されるということは、それだけ人目に留まります。

そして、「今日泊まれる場所を探している」という見込み顧客へのアピールにも効果的です。

登録は無料ですので、お店の住所や電話番号、建物内外の写真など、できるだけ情報を充実させておきましょう。

なお、Googleビジネスプロフィールにはゲストハウスに直接オンライン予約をする機能はついていません

外部の宿泊予約サイトでの価格比較と、予約サイトへの誘導が自動的に表示されます。

ホテル予約サイトで知名度アップ&口コミゲット!

ゲストハウスの集客には、「airbnb」や「Booking.com」といった各種予約サイトを積極的に活用していきましょう。

開業直後は、自前のホームページやブログだけで新規の顧客を集客するのは難しいからです。

ホテル予約サイトはおおむねどこのサイトも、予約が入ったときに一定の手数料を取られます。

しかし、集客の面では有利になり、サイトによってはさまざまな集客サポートも受けることが可能です。

さらに、口コミ機能があるサイトの場合には、口コミがきっかけで予約が入りやすくなります。

自身のホームページに宿泊予約機能がある場合には、どちらを優先するか悩ましいところかもしれません。

しかし、開業直後で経営が安定しない間は、こうした予約サイトで知名度を上げ、口コミを集めていくのがおすすめです。

以下にゲストハウスの集客におすすめの宿泊予約サイトを紹介します。

ゲストハウスにおすすめの予約サイト10選

サイト名 手数料率 特徴
airbnb 3%
  • 民泊の予約ができるサイトとして今大きな注目
  • 手数料が安い
  • まずairbnbに登録するのは良い方法
Trip Advisor 12~15%
  • 宿泊施設に限らず世界中のさまざまな観光施設が掲載
  • 口コミ機能が特徴的
  • 口コミを書き込んでもらえるように、店内にステッカーなどを貼っておくのがおすすめ
Expedia 12%~
  • グループサイトが200以上もあり、間口が大幅に広がる
  • 欧米系の利用者が多い
Booking.com 10%~(地域によって異なります)
  • 世界的に知名度が高く利用者が非常に多い
  • クレジットカードがなくても現地決済を選ぶことが可能なため、クレジットカードを持っていない、利用したくないという客層も取り込むことができる
Agoda 12%(条件付きで7%となる場合も)
  • アジア圏からの観光客が多く利用
  • 基本的にクレジットカードで前もって決済
  • 予約のお客様が当日ノーショーで「キャンセル料も払ってもらえない」という状況を回避可能
日本漫遊 要問い合わせ
  • 中国人観光客に日本の観光施設などを紹介することに特化したサイト
  • 飲食店なども掲載されている
  • 「食事だけを利用するお客様も呼び込みたい」という場合に役立つ
楽天トラベル 8~10%
  • 楽天スーパーポイントが貯まる
  • 楽天グループの各サービスを利用しているお客様を取り込める可能性がある
じゃらん 10%
  • 料金プランなどを細かく設定できる
HOSTELWORLD 12%
  • バックパッカー向けのホステルやゲストハウスを多数掲載
  • 宿泊者の予約保証制度や、レビュー掲載数の多さなど、バックパッカーが安心して利用できるような体制
自在客(2020年に廃業) 10%
  • 中国発の大手民泊仲介サイト
  • 利用するには中国語のスキルが必要
  • 中国語がわからなくても代行してくれる業者を利用可能

他にもSNSとチラシは集客実績あり

その他にも以下の集客手法は、ゲストハウスと親和性が高いです。

あなたの事業ステージによっては大きな力を発揮してくれるでしょう。

#1.LINE公式アカウント・Facebook・InstagramなどのSNSをターゲットに合わせて使い分け

LINE公式アカウント・Facebook・Instagramといった各種SNSは、それぞれ主な利用者層が異なりますので、アプローチしたい層に合わせて上手に使い分けましょう。

もちろん、複数のSNSを併用するのもおすすめです。

また、どのSNSを利用する際にも、店舗のブログやホームページへのリンクを盛り込むのは忘れないようにしましょう。

SNSを入り口にしてお店のホームページに入ってきてもらうことで、より深くお店の魅力をアピールすることができます。

Facebook

男女や年齢に関わらず様々な人が利用しているのがFacebook(フェイスブック)です。

外国の利用者も多いため、外国人観光客へのアピールもしやすいかもしれません。

こまめな更新を心がけ、単純な宣伝文ではなく、あなたのゲストハウスの魅力が伝わる画像や文章を投稿しましょう。

Facebookでの集客の始め方・活用方法についてわかりやすく説明していますのでご覧ください。

LINE公式アカウント

日本国内やアジア圏の利用者を集めたいなら、LINE公式アカウントもおすすめです。

LINE公式アカウントは、お友達登録してくれた人にメッセージを一斉送信する機能があります。

そのため、ゲストハウスのイベントを盛り上げたいときなどに活用できるでしょう。

なお、LINE公式アカウントはお友達登録をする人が増えないと十分な集客効果を発揮できません。

そのため、お友達登録した際の特典などを用意し、店内ポスターやブログ、ホームページなどで積極的にお友達登録を呼びかけていくのがおすすめです。

Line公式アカウントでの集客の始め方・活用方法についてわかりやすく説明していますのでご覧ください。

Instagram

Instagram(インスタグラム)は、なんといっても女性の利用が多いのが特徴です

女性向けのおしゃれなデザインの個室や、『インスタ映え』するインテリアにこだわっている場合などには、ぜひInstagramでゲストハウスの様子を発信しましょう。

また、実際に利用してくれたお客様にも「ぜひInstagramに#ハッシュタグ#○○○で投稿してください」と案内すると、さらに集客効果がアップします。

Instagramでの集客の始め方・活用方法についてわかりやすく説明していますのでご覧ください。

#2.あえてアナログな『チラシ』でアプローチ

集客というと、インターネットを利用した集客方法にばかり目が行きがちですが、あえてアナログな『チラシ』で集客するという方法もあります。

チラシは印刷会社に発注しなくても、自分のパソコンで作ったデータをプリンタで印刷したものでも大丈夫です。

自身のホームページやブログがある場合には、簡単にアクセスできるよう、ぜひQRコードも盛り込みましょう。

チラシができたら、観光客が集まっていそうなカフェやレストラン、観光案内所などにチラシを置いてもらうのがおすすめです。

5.ゲストハウス運営に重要なのは地域との協力

民泊やゲストハウスがブームといわれる昨今ですが、「自分たちの地元に民泊やゲストハウスはいらない」と考えている人がいるのも現実です。

実際、無責任な経営者によって作られたゲストハウスが、地域住民に多大な迷惑をかけているというケースも見受けられます。

開業に必要な許可などは下りているにも関わらず、地域住民の反対によって宿泊施設をオープンさせることができない、というトラブルまで起きているそうです。

そういったトラブルに巻き込まれないためには、最初の立地選びも重要ですが、地域住民との信頼関係の構築も非常に重要になります。

地域行事には積極的に参加

地元の人々の不安を取り除くためにも、地域の交流活動やお祭りなど地域行事には積極的に参加しましょう

地元の人たちにしてみれば、以下のような不安感を持つ人もいるかもしれません。

  • 「あのゲストハウスの経営者は本当に信用できる人物か?」
  • 「責任持って、ちゃんとゲストハウスを管理することができるのか?」
  • 「もしもあのゲストハウスでトラブルが起きたら、地域全体の迷惑になるのではないか?」

ですから、あなた自身から、地域の一員としてなじんでいく努力が重要です。

もしかしたら、そこから生まれた地域住民との信頼関係が、新たな集客につながるかもしれません。

集客活動はギブ&テイク

地域全体を盛り上げていく努力も大切です。

地元のカフェやレストランなどにゲストハウスのチラシを置いてもらったら、逆に自分のゲストハウスでも、周辺にある飲食店や観光施設の情報を載せたチラシを配りましょう。

ゲストハウスの運営は、あなた一人だけでは成り立ちません。

地域の人たちの理解と協力を得て、円滑なゲストハウス経営を続けられるように努力しましょう。

まとめ

ゲストハウスブームがメディアで取り上げられることにより、今後ますますゲストハウスを開業する人は増えていくことでしょう。

そのため、今後も競争の激化が予想されますが、大切なのは「あなたのゲストハウスにしかない魅力」をしっかりと伝えていくことです。

複数の集客方法を上手に組み合わせることができれば、大きな相乗効果が生まれ、多くの人があなたのゲストハウスを知るきっかけを作ることが出来ます。

チラシの活用には抵抗がなくても、ブログ・ホームページ・Googleビジネスプロフィール・SNSなどのウェブ集客には苦手感を感じるという経営者も少なくありません。

しかしウェブ集客は少人数での内製運用が可能ですし、ゲストハウス経営でも実績が証明されています。

ウェブ集客の運用に挑戦したい方は、ウェブ集客にスポットを当てた短期集中型のセミナーや講座に参加するのがおすすめです。

講座やセミナーのための時間や手間も惜しいという方は、ウェブ集客のノウハウが豊富な専門の事業者へ運用を代行してもらうことも可能でしょう。

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