中小企業にとって採用難が大きな問題となっています。

求職者のリサーチ行動が多様化し、従来の求人情報サイトからだけでなく、Indeedなどの検索エンジン型求人サービス・SNS・ブログなどから企業や求人の情報を収集しています。

従来のように求人広告を出稿するだけでは、ほしい人材を獲得できず、手をこまねいている企業が増えているのが現状です。

そんななかで、「採用難企業のトータルサポート」「ミドル・シニア層をはじめとする求職者の転職支援」というミッションのもと、採用サイト制作・集客支援・人材紹介を軸とした新しい人材サービスを提供している会社があります。

企業の採用課題に対応したオリジナルの採用サイトを制作した後、コンテンツ強化やブログ展開、検索エンジン対策(SEO)までサポートし、求人広告に頼らず、ターゲットとなる求職者を効率よく集めるスキームを確立させています。

今回は、デジタルマーケティング支援ポータルのデジマチェーンが、株式会社ミデア代表取締役 奥山真様にインタビューさせていただきました。

株式会社ミデアの企業詳細については、以下をご覧ください。

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株式会社ミデアの事業内容

「ほしい人材を数多く集める」+「採用につなげる」にコミットするサイト制作

―今回はお忙しいところインタビューに応じていただきありがとうございます。よろしくお願いいたします。

―まずは、株式会社ミデア様の事業内容を教えてください。

弊社の事業サービスは、「採用サイト制作と運用サポート」「人材紹介」「コンテンツ制作」「採用コンサルティング・Webコンサルティング」の4本柱です。それぞれのサービスについて、簡単に紹介させてください。

採用サイト制作と運用サポート

Webサイトの制作会社は、「作って納品して終わり」というサービスを提供するのが一般的です。

企業の人事部に優秀なWebディレクターがいれば、それでもいいのですが、多くの組織はWeb専門の人材がいないため、サイトを立ち上げた後に集客を伸ばせずに悩んでいます。

弊社の採用サイト制作は、「創って終わり」ではありません。サイトの完成は、ゴールではなくスタート。

それぞれの企業の採用計画と課題に即したコンテンツを充実させることによって、求職者のアクセスを増やし、求人応募へと導きます。

ミデアの採用サイト制作は、「ほしい人材を数多く集め、採用につなげる」ことにコミットしています。人事部専属のWeb企画部となってサイトを運用し、アクセス解析をベースにSEO、Indeed対策、コンテンツの拡充、ブログ展開などの施策を推進。多くの企業が採用の量・質の双方を改善しています。

管理職、経営層、専門人材に特化した人材紹介サービス

―なるほど。人材紹介サービスの特徴と強みについても教えていただけますか?

人材紹介サービスは、飲食、小売、流通、IT、ホテルなどの業界に対して、管理職、経営層、専門人材をピンポイントで紹介。

単なるデータマッチングではなく、それぞれの企業の事業展開や採用戦略を理解したうえで、的確な人材をアサインしています。

採用難業界、採用難易度の高いポジションの実績が豊富で、企業理解の深さを評価していただいており、長期間にわたってお付き合いいただいている企業が多いのも特徴のひとつです。

採用コンサルティング・Webコンサルティング

―コンサルティング事業は、どういう顧客が多いのですか?

ミデアのスタッフは、人材サービス関連の企業で活躍していたスペシャリストばかりで、人材紹介会社、人材派遣会社、多拠点・多店舗企業を中心に採用やWebのコンサルティングを行っています。

営業戦略立案、営業組織改善、営業推進、マネジメント人材育成、マーケティング戦略策定、Webサイトのアクセス向上、Web関連組織改善など、オーダーは多岐に渡ります。

採用サイト制作、採用コンサルティング、人材紹介を組み合わせてトータルにサポートさせていただいているお客様もいます。

情報誌、専門誌、会報誌、パンフレット等の制作

―コンテンツ制作も展開しているのですね?

そうですね。旅行・観光業界、人材サービス、教育業界向けの情報誌、専門誌、会報誌、パンフレット等の制作が中心です。

2019年から昨年にかけて、経済産業省の自立・帰還支援雇用創出企業立地補助金事業の一環として、被災地の復興と雇用促進を支援する冊子「おかえりふくしま」を制作しました。

採用、旅行、教育業界においては、Webサイトと冊子やパンフレット、チラシ、動画などの制作を一括で請け負うこともあります。

ミドル・シニア層の採用の活性化と採用難企業の支援

―株式会社ミデア設立の経緯・きっかけを教えていただけますか?

ミデアで実現したいことは2つあります。ミドル・シニア層の採用マーケットの活性化と、採用難企業の成長のサポートです。

―それぞれ、詳しく教えていただけますか?

現在の日本は、少子高齢化により、毎年、島根県の人口を上回るボリュームで若年労働力が減少しています。一方でミドル・シニア層は、専門職や管理職以外の採用が厳しい状況が続いています。

ミドル・シニア層のほうが採用しやすいにも関わらず、企業は若年層中心の採用を継続しており、人手不足に苦しんでいます。多くの経営者が、従来の高齢者のイメージを払拭できていないのでしょう。

例えば、「ITリテラシーが低そう」「スピードや効率性が欠けている」「柔軟性や好奇心がなさそう」「成長意欲や学習意欲が低そう」といったイメージです。

―確かにミドル・シニア層に対してそのようなネガティブな印象を持つ企業が多いのかもしれませんね。

先入観を捨てることができれば、優秀なミドル・シニアの採用が進み、企業の成長スピードを高めることができるはずです。

現在のミドル・シニアは、20代でワープロに出会い、30代でパソコンと携帯電話を使いこなし、40代でSNSを日常的に利用してきています。

10年前のシニアより、間違いなく若い感覚を持っていますね。スマホやタブレットは当たり前。Twitter、Instagram、サブスクのサービスも活用しています。

ミデアのスタッフは、全員45歳以上ですが、紙の資料を一切使わず、クラウドストレージ、メール、チャットを活用してスピーディーに仕事を進めています。

ミドル・シニア層の求人者イメージを払拭

―確かに、そうかもしれません。

ミドル・シニア層の多くは経験値が高く、管理職経験者も大勢いますし、実績があるスペシャリストも採用可能です。総じて対人スキルが高く、ホスピタリティがあります。

「高額の年収を希望しているのでは?」という懸念を抱く人事担当者もいるのかもしれませんが、収入よりも企業やサービスへの共感や働きがいを重視する人のほうが多いのではないでしょうか。

こういった人材を活用しないのは、企業にとって損失でしょう。

10年後の日本が、「年金や健康保険がないとやっていけない高齢者が溢れる日本がいいのか?」、あるいは「それぞれのスタイルで元気に働く高齢者が税金を納め、若年層のためにお金を使える日本がいいのか?」と考えると、答えは明確だと思っています。

微力ながら、そんな社会を創り上げるために立ち上げたのがミデアです。

人材調達できる環境が整っているのに戦略が整っていない日本企業

―採用サイト制作やコンサルティング、人材紹介・転職支援など幅広い事業を通じて、国内企業が抱えるニーズや問題についてどのように分析されていますか。

日本の企業は、採用について人材サービス企業任せにしすぎたのではないかと思います。

求人広告に多額の投資を続け、足りない人材は派遣サービスや外部パートナーでカバーするといった短期的な人材戦略から脱却できていない企業も少なくありません。採用ターゲットを問われると、即答できない人事担当者もいます。

現在は、GoogleやSNSなど企業が直接アプローチできるプラットフォームが広がり、ダイレクトに人材調達できる環境が整ってきています。

組織戦略、採用戦略を再構築し、タレントマネジメントや人材育成に長けた人材を活用すれば、企業の成長を加速させることができるのではないでしょうか。

小さな会社でも、小さな組織でも採用は変えられる

―業界の現状を踏まえて、ミデア様の強み、特徴をどのように分析されていますか?

弊社では、人材派遣、人材紹介、求人広告など複数のサービスに携わった経験があるスペシャリストが、営業やサイトディレクター、運用サポートに携わっています。

Webディレクターもキャリアコンサルタントも、飲食、小売、アパレル、医療・介護、IT、教育、建設、ホテル・観光などさまざまな領域で採用をサポートした経験があります。

SEOについては、サイトの規模や予算、採用難易度に応じて戦略を設計できるのが強みです。多くのサイトが、私たちが制作・運用に携わった後に2倍以上の求職者を獲得できています。中には、応募数が10倍以上に伸びた会社もあります。

求人情報サイト、人材紹介・人材派遣サイト、新卒サイトなど、人材サービスにおけるサイトやサービスの動向を常にリサーチしており、マーケティング戦略のコンサルティングを行うこともあります。

ゴールは、ミデアが抜けても多様な施策とPDCAサイクルが回るようになっている状態です。社内完結できるようにならなければ、求人広告に使っていたお金をミデアに払っているだけになるので。とはいえ、相当安くはなりますが(笑)。

採用規模が大きい企業に対しては、求人管理システム、採用管理システム、オンライン面接システムなど、HRテックの導入や運用もサポートしています。

利用している採用管理システムに合わせたサイト構築もできますし、新たな採用システムに乗り換えたいという企業の移行業務をお手伝いすることもあります。

採用管理システムで実現したいことや機能の優先順位を教えていただければ、適切なシステムを提案いたします。

―ミデアでは、広告や媒体の制作にとどまらず、マーケティングや採用プロセス改善までと、熟練したプロによる手厚いサポートが期待できるのですね。

採用難時代の先を見据えた自社サービス「キャリア50」

―では最後に、ミデア様の10年後のビジョン・イメージを教えてください。

2021年から、ミドル・シニア層と採用難企業をつなぐマッチングサービス「キャリア50」を本格的に始動します。10年後は、2つのことが実現している社会であればと考えています。

ひとつは、ミドル・シニア層が多様な仕事と働き方で活躍しているのが当たり前になること。

専門性を活かして、複数の会社で社員のように働いている方がいたり、沖縄で東京の企業の仕事に携わっている人がいたり、シニア層が設立した複数の企業がパートナーシップを結んで自在にサービスを展開していたりするといいですね。

もうひとつは、リセット・リトライできる社会です。

たとえば、子育てでブランクがある女性がやりたい仕事を選んで復帰できる社会。キャリア教育を受けることによって、シングルマザーが若い頃よりも専門性の高い仕事に携われるような社会。

50歳を過ぎてから、それまでと全く違う業界・職種にチャレンジするのが当たり前な社会。失敗した人がリトライできる社会。これらが実現すれば、世の中にかっこいいミドル・シニアが増えるのではないかと思います。男性も、女性も。

多様性の本質は、年齢、性別、履歴などいかなるセグメントもネガティブな評価につながらないこと。個々の生き方や志向が最大限に尊重され、活かされることだと思っています。

―今回はお忙しいところ時間を取っていただきありがとうございました。

奥山氏がミッションとする「誰もがトライできる社会を実現」「ミドル・シニア層の採用の活性化」「採用難企業の支援」について、詳しく話を聞きました。

ほしい人材と出会えない起業、働く意欲もスキルもあるのに望む仕事に就けない求職者が増えているなかで、双方のニーズを理解しながら課題を解決しようとする株式会社ミデアの原点と強みがわかるインタビューでした。

株式会社ミデアの企業詳細については、以下をご覧ください。

株式会社ミデア代表取締役 奥山 真様 プロフィール

株式会社リクルート(1990年~2006年)

  • 16年にわたり、社会人向けのスクール情報誌「ケイコとマナブ」の企画部門に在籍
  • 「ケイコとマナブ東海版」「稼げる資格」など情報誌/Web8メディアの立ち上げを編集・商品企画担当として推進

株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア株式会社:2006年~2011年)

  • 学生援護会合併時の事業/ブランド/メディア統合プロジェクトの全体設計責任者
  • 「an」「DODA」「インテリジェンスの人材派遣」など、正社員/派遣/アルバイト領域のメディア企画統括部長

個人事業主を経て、2014年に株式会社ミデア設立

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