Yahoo!が2019年6月3日より原則アフィリエイト広告の出稿を禁止と発表されてから、数ヶ月が経ちました。

2019年6月3日以降、徐々にYahoo!で広告掲載ができないという声が聞こえていました。

しかし、ランキングサイトや比較サイトなどコンテンツをしっかり作っていたところは1ヶ月経っても審査落ちせず、実はそんなに厳しくないんじゃないか?という声もあったようです。

ところ、9月に入ってからコンテンツがしっかりしているサイトもどんどん審査NGとなっています。

でも、まだまだYahoo!でPPCアフィリエイトを出せている人達もいるのも事実です。

ですから、なぜ自分は広告出せないんでしょうか?という相談が増えています。

Yahoo!の規約上、アフィリエイトは原則禁止です。

しかし、正確に言うとYahoo!が認めたサイトに関しては、PPCアフィリエイトを継続して出すことができます。

Yahoo!が認めたサイトの基準はどういうものか?と思われるでしょうが、その答えはYahoo!しかわかりません。

ただ、この数ヶ月の間にこういう方法だったらYahoo!広告出せるよね。という再現可能な方法がいくつかあったので、今回、まとめました。

Yahoo!にPPCアフィリエイトを出す方法7選

まず、はじめにいっておきますが、この方法をすればYahoo!でPPCアフィリエイトを出せるという保証をしているわけではありません。

また、この方法で出したとしてもずっと広告を出せるわけでもありませんので、その点は自己責任のもとに行ってください。

Yahoo!のホワイトリスト申請を行う

Yahoo!が事前確認をして問題がないとされるサイトに対してだけ、ホワイトリスト登録というものを行い、広告出稿を行うことができるというものです。

ただし、これはかなり厳しい条件で、弊社が知っている内容としては以下のようになっています。

  • 上場企業であること
  • 上場企業の関連会社であること
  • 正規代理店が運営しているサイトであること

さらにこの条件を満たしていてもホワイトリスト申請を行えるのはYahoo!正規代理店の中でも大手広告代理店だけのようです。

ですから、Yahoo!のホワイトリスト申請を行うことはかなり難しいです。

広告主のドメインで広告配信をする

最近少しずつ増えているのが、広告主自らアフィリエイターに自分のサイトドメインの中で記事広告やランキングサイトを運営してもらって広告を回してもらう方法です。

広告主のドメイン内で回すのでアフィリエイトサイト扱いにはなりません。

そのため広告掲載は問題なく行うことが可能となります。

ただし、広告主のドメイン内で運用することの問題点は以下のようにいくつかあります。

  • 広告主のドメイン下の場合、複数のアフィリエイターが同一ドメインで出稿することが難しい
  • 広告主のサーバーにアップするため、コンプライアンス上、確認に時間がかかる

そしてもうひとつが、この提案を行うところは広告主としては自社で広告代理店をやっているケースがあることです。

それで、広告主の広告アカウントで運用しなければいけないケースがよくあります。

要は広告主にすべてのデータを見られてしまうという危険性です。

確実に出稿できるのでいいのですが、きちんと契約を結んでおかないと方法論をすべて抜かれて持っていかれてしまう危険は避けられません。

Yahoo!正規代理店のアカウントを借りる

これが現在、一番確実かつ多いのですが、Yahoo!正規代理店のアカウント借りる方法です。

中にはYahoo!正規代理店になればアフィリエイト出稿し放題!なんていう声も聞きます。

しかし、厳密にはYahoo!のホワイトリストに登録しないと出向し放題にはなりません。

しかし、広告代理店アカウントであれば出稿できる理由としては以下を予想しています。

  • Yahoo!正規代理店の審査を抜けているのである程度の身元保証がされている
  • 正規代理店であれば取り扱い額も大きい

要はある程度の信用とYahoo!の売上が大きいので、現状、薬機法などが絡まないジャンルであれば、アフィリエイトサイトとしても見逃されているようです。

ただ、広告代理店アカウントであってもアフィリエイトサイトが審査落ちになっているケースはありますので絶対安全ではありません。

また広告代理店のアカウントを借りる以上、手数料を払う必要があります。

Yahoo!正規代理店になる

Yahoo!の正規代理店に自らなる手法です。

Yahoo!正規代理店になれば、アカウントを他社の代理店に見られることもありません。

好きなだけYahoo!の広告アカウントを作ることもできます。

しかし、問題としてはYahoo!正規代理店になるハードルが高いということです。

Yahoo!正規代理店になるためにはアフィリエイト事業だけでは審査に通りません。

アフィリエイト以外にも広告代理店事業を展開しておかないといけません。

それをやった上で、Yahoo!向けに正規代理店としての事業計画などを提出する必要があります。

事業計画を作るときにもどのように作るのかがポイントです。

広告主のAPIを借りてサイトを作る

こちらは引っ越しや自動車査定、不動産一括査定などの査定系ならできる広告主のAPIを借りて、アフィリエイターの自社ドメイン内でサイトを作る方法です。

自社ドメインですべて完結できる上、アカウントは自社ですみます。

ただし、現在APIを貸し出してくれる広告主は非常に少なくなっています。

一時期、誰もがAPIを利用することができました。

しかし、APIを開放したあとはアフィリエイター側でAPIを使ったサイトを作ったり、システムを組む必要がありました。

ここが非常に時間がかかるのと、広告主サイトのLPのほうが成約率が高いため、APIの自社サイトを使わなくなってしまうケースが多くなってきました。

広告主からすればAPIを開放することはセキュリティの面からリスクがあります。

それで、次第にリスクをとってまでAPIを貸し出さなくなりました。

なので、APIを貸し出してくれる広告主がいたとしても秘密保持契約をしっかり結ばなければなりません。

自社サービスをはじめる

これはASP経由のアフィリエイトから外れた方法で、簡単に言えば広告主相手に直接契約を取りに行く方法です。

広告主から見るとアフィリエイトの成果報酬型になります。

しかし、自社で契約を結ぶことによって、アフィリエイトのビジネスモデルでありながら、自社ドメイン内でサービスを開発するのでYahoo!のアフィリエイト規約の対象外になる方法です。

わかりやすい例としては不動産一括サービスや健康食品の販売代行を自社で行います。

顧客情報を自社で一旦預かることになるので、個人情報保護という課題はありますが契約面を自由にできるので売上も大きく伸びる可能性が高いです。

Googleで広告出稿をする

7選に入れるべきか迷ったのですが、現実的なところとしてYahoo!がダメならGoogleでと考えるのが普通でしょう。

Googleは現在はアフィリエイトについて広告掲載をある一定の条件を満たせば掲載OKとなっています。

しかし、参入する人が増えれば規制も厳しくなりますので、いつまでできるかはわかりません。

また、独自コンテンツを作る必要性を求められています。

この独自コンテンツという考えはGoogle独自の考えなので、むやみにコンテンツを増やしたからといってコンテンツが充実していると判断されるわけではないので気をつけてください。

PPCアフィリエイトを継続するためにはどうすればいいの?

Yahoo!で出稿する方法はいくつかありますが、Yahoo!正規代理店のアカウントを借りるにしても、Googleに出稿をするにしても、どれも一時的な対処療法でしかありません。

本質的にPPCアフィリエイトを継続していくためにはどうすればいいのでしょうか?

そもそも、PPCアフィリエイトにこだわらず事業を安定させていくためにはどうすればいいでしょうか?

PPCアフィリエイトはメイン事業ではなく、片手間でやるサブ事業として、メインは広告代理店事業をやりながら、広告主から直接案件を獲得していくのが一番いい方法だと考えています。

確かに交渉や契約などASPに任せていた部分を自分でやるのはしんどいでしょう。

ですが、しんどい分、自由な交渉ができますし、広告媒体のアフィリエイトに対するガイドライン対応からも解放されるのは非常にいいことです。

もちろんASPを通しての案件を取り扱うことは続けるべきです。

しかし、ASPだけに依存せず、自分の案件は自分で獲得するという広告代理店モデルへの移行が、これからPPCアフィリエイトを続けていくには必要なことでしょう。

規約変更後もPPCアフィリエイトで成果は出せている

PPCアフィリエイトをやっていて、審査が通らないから、売上がどんどん下がっているという話も聞きます。

しかしデジマチェーンの会員さんの中では右肩上がりで上がっている人が結構います。

Yahoo!でアフィリエイト原則禁止となった後に、PPCアフィを再開した人、新規に参入をした人などいますが、みなさん問題なく審査を通して収益をあげておられます。

Googleの人もいればYahoo!の人もいますが、基本的に収益を数百万円目指すのではなく、100万から400万円ぐらいの報酬で利益は50万から150万円ぐらいのそこそこのラインを目指す方法論です。

例としてデジマ会員のお一人の支払報酬の画面キャプチャを貼っておきます。

1人目:2019年5月からPPCアフィリエイトの拡大をはじめた人

2人目:2019年5月からPPCアフィリエイトを再開した人

3人目:2019年8月からPPCアフィリエイトをはじめた人

Yahoo!のアフィリエイト排除が決定してから、PPCアフィリエイトを再開した人や拡大をした人、参入した人など様々な立場の人がいますが、どれもそれなりに結果は出ています。

PPCアフィリエイトに人生をかけないことが重要

PPCアフィリエイトでうまくいくかどうかの差はノウハウの有無より、ノウハウを活かせる環境づくりです。

それは広告審査を通すためにアカウント停止になったら、新しくアカウントを作って再入稿をする、アカウントが作れないから買うというものではなくて、ガイドラインに沿って出向するということです。

もちろん、別にアカウントの複数作成やアカウントを買うことを一概に否定しているわけではないです。

ただし、そのやり方は広告媒体の審査基準から外れていると媒体側が考える可能性が高く、安定した収益を得ることは難しくなります。

広告媒体に出稿をする時の考え方として重要なのは、ガイドラインに対して私達がどう考えるかではありません。

あくまで、ガイドラインの設定者側がどう見るかです。

どれだけちゃんとしたものを作っている、独自コンテンツがある、薬機法を守っていると主張したところで、広告媒体がNGといえば終わりです。

広告出稿する側はあくまで他人のふんどしで商売をしているに過ぎません。

商品仕入れ=アフィリエイト案件、販売方法=広告媒体、すべて他人のふんどしで商売しているわけです。

まずはこの事実を理解することが重要でしょう。

PPCアフィリエイトでずっと稼ぐというより、PPCアフィリエイト対策は常に立てているけど、だめになったら仕方がないぐらいの感覚でやっているのがちょうどいいでしょう。

PPCアフィリエイトは片手間でやるぐらいがちょうどいい

弊社でも、PPCアフィリエイトで月に数百万円、数千万円稼いでいる会員は何人か知っています。

しかし、そんなプレイヤーは運用をかなり細かくやっている感じです。

月に8桁(1千万円以上クラス)ぐらいいくところは、それ単体で立派な事業なので細かくやるべきでしょう。

ただ、PPCアフィリエイトはガイドラインもよく変わりますし、案件の制限なんかも加わります。

ですから、月100万円ぐらいの売上なら、細かくやって伸ばすより片手間でやってそこそこ売上があがるぐらいがちょうどいいでしょう。

大体の目安は120%~150%ぐらいを目安にして、その代わり、月に管理画面を触る時間は10時間未満という省エネで回していくほうが、気持ちも楽になります。

細かいことは基本しない、させないなので、設定さえしてしまえば、後は広告費が切れないように動かしていけばOKだけという感じです。

なので、基本はほったらかしで気にしない、メインの事業にしないというぐらいの気持ちのほうがやりやすいでしょう。

大切なことはPPCアフィリエイトの環境を維持すること

重要視しているのは、PPCアフィリエイトの環境を整えるということです。

広告文の改善やクリック単価を下げることはもちろん重要ですが、広告を出しつづけることができる環境を作ることはもっと重要です。

Yahoo!の正規代理店になったり、ASPを通さずに直案件獲得するなど、運用だけに力をいれるのではなく広告を掲載し続けることができる環境をつくることに力を使いましょう。

そのほうが、細く長く地味かもしれませんが確実にPPCアフィリエイトを継続することができるコツになります。

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