「自社のホームページにWeb広告を掲載して収入を得る方法はないか?」
「他の企業でWeb広告を利用して収入を得ている事例を知りたい」
このように悩んでいませんか?実は企業のホームページにアフィリエイト広告を出すことで簡単に収入を得ることができるんです!
デジマチェーンが、アフィリエイト広告とは何かを解説するとともに、おすすめのASP事業者や広告掲載時に気を付けたいポイント、実際にASPを利用している企業ホームページについても詳しく解説します。
この記事を読んで、自社のWeb広告で収入を得る方法を理解し活用することで、実際に収入アップが期待できますよ!
1.企業が広告収入を得るためにはアフィリエイト!
企業が広告収入を得るために行う手法をアフィリエイトと言います。
まずは、アフィリエイトの内容を以下の3つのポイントから説明します。
- アフィリエイトとは?
- アフィリエイトの費用は?
- アフィリエイトのメリット・デメリット
順番に説明します。
ポイント1.アフィリエイトとは?
アフィリエイトとは、成功報酬型広告のことです。
アフィリエイトに取り組む場合、まずはWebサイト上に広告主の商品やサービスの広告を掲載します。
ユーザーがその広告を経由して購入や登録などあらかじめ指定したアクションを果たした際に広告主から報酬が支払われます。
アフィリエイトは個人がブログやSNSを利用して収入を稼ぐというイメージが強いかもしれません。
しかし、企業であっても自社のホームページのアクセス数が増えてきた場合などにアフィリエイトに活用することは十分に可能であり、後ほど紹介しますが実際に活用例も増えてきています。
このように、アフィリエイトは自社のホームページに広告主の広告を掲載し、アクションを果たした際に成功報酬が支払われるという広告形態です。
ポイント2.アフィリエイトの費用は?
アフィリエイトを始めるにあたってかかる費用は基本的に無料です。
もちろん、サーバやドメインなど最低限の準備物は必要ですが、これらは企業のホームページを運営している時点で準備できているものでしょう。
また、アフィリエイトを行う場合、自分自身で広告主を探すことはほとんどなく、通常ASP事業者と呼ばれる仲介業者を通して広告を探します。
ASPはAffiliate Service Providerの略です。
このASP事業者に支払う費用についても、基本的に媒体主側は無料です。
ただし、ASPによっては、アフィリエイトを開始する際に簡単な登録や審査が必要な場合があります。
ユーザーが広告経由でアクションを果たした場合の成功報酬は、広告主によってさまざまですが、多いところでは10%程度の報酬がもらえる場合もあります。
このように、アフィリエイトを始める費用は基本的に無料なのです。
ポイント3.アフィリエイトのメリット・デメリット
アフィリエイトにはメリット・デメリットが存在します。
それぞれ順番に説明します。
#1.アフィリエイトのメリット
アフィリエイトのメリットは、アクセス数の増えた自社ホームページを有効に活用し、自社の収入をアップさせられるという点です。
特に費用や手間が掛からず、ユーザーがクリックしてくれれば勝手に収益アップが図れるので、やるにこしたことはありませんね。
このように、アフィリエイトは費用や手間を掛けることなく自社の収益アップにつなげられる有効な手段です。
とはいえ、次に述べる通りアフィリエイトのデメリットも存在しますので、注意しましょう。
#2.アフィリエイトのデメリット
アフィリエイトのデメリットは、収益を確実には見込めないことや、掲載内容によっては企業イメージに悪影響がでるリスクがあることです。
商品の販売期間や人気の度合いは広告主側に委ねられます。
そのため、定期的な収益が見込めるわけではなく、あくまで一時的な収入と捉えておいたほうがよいでしょう。
また、企業がアフィリエイトに取り組む場合のデメリットとして、競合他社の製品・サービスを紹介してしまう場合や公序良俗に反する広告を掲載してしまうリスクが挙げられます。
このような場合、企業イメージが低下し、本業に影響が出てしまう可能性がありますので十分に注意が必要です。
Web広告をもっと知りたいという方はこちらの記事をご覧ください。
2.おすすめのアフィリエイトサービス事業者(ASP)6選
次に、企業でも取り組みやすいアフィリエイトサービス事業者を以下の通り6種紹介します。
- A8.net
- バリューコマース
- afb
- Appleアフィリエイトプログラム
- 楽天アフィリエイト
- Amazonアソシエイト
多くのASPで、報酬の高さに合わせたランクアップ制度が用意されています。
そのため、たくさんのASPを並行して利用するのではなく、自社に合ったASPを見つけたらある程度集中して取り組むことがおすすめです。
順番に紹介します。
(1)A8.net
A8.netは、株式会社ファンコミュニケーションズが運営するASPです。
国内最大手で、広告主・アフィリエイトサイト数もNo.1を誇ります。
スマホからの利用が可能で、初心者向けのサポートが充実している点も特徴的ですよ。
また、ランクアップ制度があり、報酬が多ければ多いほどランクが上がり、報酬額が増額されたり特典がつきます。
アフィリエイトを始めるならまずはA8.netと言われるほど、多くの人が利用しているサービスです。
(2)バリューコマース
バリューコマースは、ヤフーの連結子会社であるバリューコマース株式会社が運営するASPです。
国内大手のショッピングサイトをはじめとする、大規模広告主が多数参加しています。
また、延べ70万以上のアフィリエイトサイトが登録する大規模ASPとしても知られています。
EC系の案件に強く、バリューコマースにしかない広告が多いことも特徴です。
運営歴が長く、実績も申し分ないことから、登録しておいて損はないサービスです。
(3)afb
afbは、株式会社フォーイットが運営するASPです。
以前はアフィリエイトBという名前でした。
登録サイトが90万サイトを超える大規模なASPで、管理画面の使いやすさや報酬の受け取りやすさが評価され、アフィリエイト・マーケティング協会が調査する利用者満足度で4年連続No.1に選ばれています。
案件の単価が比較的高いという特徴もあり、他のASPで気になった案件をafbで単価比較してみるのもよいでしょう。
このように、afbは報酬・サポートなどさまざまな点で利用者満足度の高いASPです。
(4)Appleアフィリエイトプログラム
AppleアフィリエイトプログラムはApple社が提供するASPです。
対象となるApple製品へリンクするURLを自社のホームページに貼り付けることで利用できます。
Apple製品のみということで紹介できる製品は限定されますが、その分予想外の広告が紛れ込むこともなく、企業でも安心して取り組めるという特徴もあります。
ユーザーが広告をクリックした数とユーザーが実際に購入した金額に応じて報酬が支払われる制度です。
利用にあたっては、事前に申請を行い審査を受ける必要があります。
審査はApple独自のガイドラインで行われ、その内容は公開されていません。
このように、AppleアフィリエイトプログラムはApple製品を紹介するASPです。
(5)楽天アフィリエイト
楽天アフィリエイトは、楽天が運営するASPです。
楽天市場の商品でアフィリエイトができるため、非常に幅広い商品を扱うことができます。
商品購入に限らず、楽天トラベルのホテル予約や楽天カードの契約などでも報酬を得ることが可能です。
クッキーの期間が30日間あり、ユーザーが広告をクリックした直後に購入しなかったとしても、30日以内に別の商品を購入すれば報酬が入ってきます。
利用にあたっては、事前登録の必要があります。
楽天アフィリエイトは、楽天が運営する商品・サービスのラインナップの幅広さが特徴のASPです。
(6)Amazonアソシエイト
Amazonアソシエイトは、Amazonが提供するASPです。
Amazonに出品される3億点以上とも言われる商品から、紹介する品を選ぶことができます。
商品のほかに、タイムセールなどのセール情報を広告することでも報酬を得ることが可能です。
利用にあたっては、事前に申請を行い審査を受ける必要があります。
楽天アフィリエイトでも述べたクッキーの期間が24時間ありますが、その時間の短さから楽天に比べてクッキーの効果は低いです。
ただし、Amazonアソシエイトは、楽天に比べて報酬率が若干高い傾向にあります。
Amazonアソシエイトは、Amazonが提供する幅広い商品を扱えることが特徴のASPです。
3.企業が広告を掲載する際に気を付けたい2つのポイント
次に、企業が自社のホームページにWeb広告を掲載する際に気を付けたいポイントを以下の2点紹介します。
- 競合他社の広告を掲載しない
- 公序良俗に反する広告を掲載しない
順番に説明します。
ポイント1.競合他社の広告を掲載しない
企業が自社のホームページにWeb広告を掲載する上で、競合他社の広告を掲載しないように気を付けなくてはなりません。
ユーザーが、企業のホームページを訪れる場合、その企業の商品やサービスにある程度の興味・関心があるはずです。
そこで競合他社の広告が目に入れば、競合他社の商品・サービスに目移りしてしまう可能性があるからです。
せっかくの見込み客を競合他社に奪われてしまったら、本業の売り上げが減り、本末転倒になってしまいます。
このように、企業がWeb広告を掲載する場合には、競合他社の広告を掲載しないように十分に注意しましょう。
ポイント2.公序良俗に反する広告を掲載しない
企業が自社のホームページにWeb広告を掲載する上で、公序良俗に反する広告を掲載することがないように注意しましょう。
自社のホームページに掲載される広告は、ユーザーから見れば、自社と関連があったり、自社がおすすめする商品という印象を持たれます。
そのため、公序良俗に反する広告を掲載することは企業としても大きなイメージダウンにつながるのです。
昨今、企業にとってコンプライアンスの遵守は非常に重要ですよ。
一旦企業イメージが悪くなると、SNSなどで悪い噂が拡散され、本業にも多大な影響が出てしまうからです。
このように、企業が自社のホームページにWeb広告を掲載する際は、公序良俗に反する恐れのある広告を載せてしまうことがないようチェックする必要があります。
4.実際にASPを利用している企業ホームページの3つの例
ここからは、実際にASPを利用している企業ホームページの例を紹介します。
各企業のアフィリエイトへの取り組み方もさまざまです。
今までは、トップページなどアクセス数の多いページの一部を広告枠として提供するだけの企業がほとんどでした。
しかし、最近ではアフィリエイト専用ページを用意し、商品の解説や比較記事を作成している企業も出始めています。
以下に代表的な企業ホームページを3種紹介します。
- NEWポストセブン
- 猫と暮らす幸せな日々 猫ねこ部
- ニコニコ動画
順番に説明します。
(1)NEWポストセブン
株式会社小学館が運営するNEWSポストセブンの中で、2016年からサテライトサイトとして以下の4サイトを開設しています。
- ダイエットポストセブン
- 介護ポストセブン
- ポストセブンラボ 育毛研究室
- ポストセブンラボ ウォーターサーバー研究室
それぞれに詳細で分かりやすい解説ページを作成し、アフィリエイト広告に力を入れています。
雑誌社のリンクが集まりやすいという特徴を活かして、積極的にアフィリエイトに取り組んでいます。
(2)猫と暮らす幸せな日々 猫ねこ部
猫と暮らす幸せな日々 猫ねこ部は、株式会社colorが運営するペットサイトです。
2018年のA8コンテストで1位を獲得したサイトです。
コンテンツ量の豊富さ、内容の独自性、イラストを取り入れての分かりやすい説明など充実したサイト作りが評価されています。
サイト運営にあたっては、食事情報を発信するために資格を取得したり、獣医師に監修してもらうなど、信頼性の高さも伺えます。
アフィリエイトは怪しいと言われがちですが、そのイメージを払拭するような質の高いサイトです。
株式会社colorは、充実したサイト作りと高い信頼性を武器に、アフィリエイトに取り組んでいます。
(3)ニコニコ動画
動画共有サイトとして有名なニコニコ動画では、トップ画面の上部と下部にアフィリエイトの広告枠があります。
また、ニコニコニュースやニコニコ大百科というページにも広告が表示されます。
自社で広告枠を販売する形でアフィリエイトの収益を上げている事例です。
ニコニコ動画は、アクセス数の多さを武器にアフィリエイト広告に取り組んでいます。
まとめ
この記事では、アフィリエイトの概要や代表的なASPサービス6選、企業がアフィリエイトに取り組む際の2つの注意点や実際に活用されている3つの事例について紹介しました。
企業が自社のホームページに広告を掲載することは、自社の収入増につながります。
ただし、広告の掲載にあたっての注意点を守り、本業に支障をきたすことのないよう注意することが重要です。
ぜひこの記事を読んで企業のアフィリエイトへの取り組み方を理解し、自社の収益アップにつながるアフィリエイトに挑戦してください!
WEB広告全11種の概要、メリット・デメリット、費用についての記事で説明しています。