ツイッターでの集客は難しいって聞くけどどうして?
Twitterで集客するコツはずばり何?
Twitterが売上にどれくらい貢献しているのか手応えがないんだけどどうすればいいの?
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Twitterを活用した集客、販売促進が人気ですが、うまく活用しきれずに、上記のような悩みを持つ方も多いようです。
実は、Twitterでの集客はほぼノーリスク、しかも少しの手間で多くの潜在顧客や見込み顧客にアプローチすることが可能です。
最終的には、Twitter経由でブログやホームページに切れ目なく顧客を誘導して、集客、販売実績を向上させることができます。
そこで、マーケティングDXを支援するデジマチェーンが、Twitterとは何かという基本的なことから、集客に利用するためのコスト、メリット、デメリット、効果的な使用方法、などについて解説します。
目次
1.集客に使える Twitterとは何か?
Twitter(ツイッター)は、始める際と運用する際のハードルの低さゆえにユーザー数が多く、多くの集客を見込めるSNSです。
Twitterは日本国内でユーザー数がもっとも多いSNSと言われています。
ユーザー数には変動がありますが、だいたいFacebookは国内で2,800万人程度、Instagramが2,000万人程度であるのに対し、Twitterは4,500万人程度です。
つまり、FacebookとInstagramのユーザー数を合わせて、やっとTwitterのユーザー数に追いつきます。
特に日本では月間アクティブ率(実際に使用しているユーザー)が7割を超え、利用頻度が高いです。
Twitterは、手軽に、そしてダイレクトに潜在顧客や見込み顧客にアプローチできる可能性を持った強力な集客ツールと言えるでしょう。
Twitter集客に必要な費用
Twitter集客に費用はかかりません。
Twitter広告を出稿しないかぎり、アカウント作成も投稿も無料です。
うまく活用すれば無料で投稿が拡散され、不特定多数のユーザーに見られる可能性があります。
それが集客、販売につながる投稿であれば、直接的に実績につながるのです。
なぜTwitter集客は難しいと言われているのか?
現在Twitterは、外部からの目新しい情報を目ざとく収集するツールというよりも、共通の趣味や仕事の業種を持つ個人のユーザーどうしが、コミュニティ内部での濃い情報をやり取りするツールの色合いが濃くなっています。
2011年の東日本大震災以降は、重要コミュニケーションインフラにも数えられ、既にSNSとして成熟期を迎えていることが原因でしょう。
ですから、企業がいきなり何も基盤がないところからTwitterに参入してコミュニティを作り上げて集客に結び付けることは、正直困難でしょう。
では、Twitter集客は不可能なのか?というと実はまったく正反対です。
共通の思考を持つユーザーグループが既に形成されているということは、見込み顧客のターゲット化が容易ということに他なりません。
「企業」単位ではなく、「個人」単位であれば、意外にコミュニティにすんなり入れますし、企業に属する裏付けがあることは、コミュニティの中でも信頼を勝ち取る有効な手段でしょう。
特にBtoB業種であればTwitter集客は効果絶大です。
自社のバックグラウンドに裏付けされた濃いつぶやきを行うことによって、驚くほど簡単にTwitter上で成約につなげることができます。
2.集客における Twitterのメリットとデメリット
Twitterを最大限活用するためには、以下のようなメリット、デメリットの両面を知っておく必要があります。
メリット | デメリット |
つぶやき連投してもノイズになりにくい | 発信する情報の情報量に140字の制限がある |
リツイートでフォロワー以外にも拡散する | 投稿が埋もれやすい |
写真や動画を投稿する必要はないので、簡単に投稿できる | 投稿回数を増やさないと見られない |
フォローされやすく、フォローを外されにくい(Instagramなどの画像系SNSと比較すると) | 同内容の宣伝投稿をし過ぎると印象が悪い |
3.Twitter集客の始め方
Twitterは、公式ウェブサイト、またはスマホアプリからアカウント登録すればすぐに始めることができます。
スマホアプリ(アンドロイド)はこちらからダウンロードできます。
iOSはこちらからダウンロードできます。
Twitterのアカウントを作るために必要な情報は「メールアドレス」か「電話番号」だけです。
登録時はユーザー名、名前、パスワードを登録すれば、簡単にアカウントを作成できます。
Twitterは1人で複数のアカウントを持てるので、個人用と会社・店舗用のアカウントを使い分けることも可能です。
会社用アカウントでの投稿を、個人用アカウントでリツイートして拡散することもできます。
Twitterのアカウントを取得したら自店舗のプロフィール写真を設定します。
見た目にインパクトがあり、他のアカウントと差別性のある写真を設定しましょう。
Twitterユーザーは毎日多くのツイートを受信するので、一目でその店舗や会社だとわからなければならないからです。
ここまで済んだらさっそくツイートして情報を発信したり、見込み顧客になってくれそうなユーザーをフォローしましょう。
どうやって最初のフォロワーを作るか
当然ですが、最初はフォロワーは0人、または自分の個人アカウントの1人だけでしょう。
まずは、自社の業界内でたくさんのフォロワーを持つ先行プレイヤーを探しましょう。
そして重要なこととして、その先行プレイヤーではなく、彼(または彼女)のツイートにいいねやリツイートをしているユーザーをフォローしましょう。
そのユーザーは自社の業界に興味があり、なおかつTwitter上でアクティブなプレイヤーです。
Twitterでは、自分をフォローしてくれたアカウントをチェックして問題なさそうであれば、フォロー返しと言って自分も相手のフォロワーになる一種の「習慣」があります。
このフォロー返しの習慣をうまく利用して、自店舗のフォロワーを増やしましょう。
4.Twitterで効果的に集客する6つのコツ
Twitterで効果的に集客するためには以下について知っておく必要があります。
それぞれを説明します。
Giveスピリットを忘れない
Twitter集客で重要な点は、可能な限り相手に利益を与える精神です。
いきなり精神論的な話になり、しかもビジネスにおいて不利になるような話で申しわけないのですが、Twitter集客を成功させるために最も重要なことはGIVEスピリットを持ち続けることにほかなりません。
もちろん集客というビジネス目標があるとしても、まずは受け手へ利益を与えましょう。
そして、見返りを求めないことです。
「自社の商品やサービスを宣伝しないと!」と考えすぎると、Twitterのコミュニティでは浮いてしまいます。
受け手にもたらす利益と言っても、クーポンや割引ではなく、自社が持っているノウハウ・知識・情報のことです。
自社商品を直接宣伝するわけじゃなくても、商品開発やプロモーションの段階で得たノウハウも人気を集めるつぶやきになりえます。
発信する情報が有益ならば、受け手はあなた(とあなたが属する会社)に対して信頼感と期待感を抱くようになるでしょう。
投稿数はやはり重要
Twitterは短文の投稿が基本なので、投稿数で勝負するのが王道の手法です。
とはいえ、もちろんまったく中身のない投稿を増やしても意味がないどころか、フォローを外されかねません。
集客につながるような投稿数を増やす必要があります。
#1.なぜコンスタントな投稿が重要なのか
Twitterは投稿が時系列になっていて、他のユーザーの投稿に埋もれてしまう仕様です。
投稿作業にかかる1日当たりの負担はそれほど大きくないかもしれませんが、投稿の質を保ちながら継続するとなると大変でしょう。
多くの方は、特定の日のみ多く投稿して、それ以外の日は投稿しない、といった手法を取っています。
しかし、他のユーザーの投稿に埋もれてしまわないためには、短期間で一気に投稿数を増やすより、コンスタントに投稿することの方が重要です。
#2.1日に何回投稿すべきか?
最低でも1日1回は投稿するようにしましょう。
企業や店舗によっては1日に10回以上投稿している企業もあります。
ただしユーザーの反応を見て、明らかに投稿がスルーされているようなら投稿数を多少減らした方が良いでしょう。
例えば、インプレッション数が少なかったり、リツイート数が減少するようであれば見直しが必要かもしれません。
いくら投稿がユーザーの目に留まっても、迷惑に思われたら本末転倒です。
ユーザーの目に投稿が触れて、興味や親近感を持ってもらうこと、そこから集客につなげることが目的です。
最大効果を狙える時間帯に投稿する
Twitterによる集客は、潜在顧客や見込み顧客がTwitterを使用しているリアルタイムの時間で投稿しなければ効果が上がりません。
Twitterはユーザー数、一人あたりの投稿回数ともに多く、投稿が埋もれやすいからです。
潜在顧客や見込み顧客がTwitterを実際に使用している時間に投稿することで、投稿が埋もれてしまう前にユーザーの目に触れる確率が高くなります。
ピンポイントでユーザーの見ているタイミングを狙いましょう。
その時間帯を見極めるのに役に立つ2つの統計がこちらにありましたので説明します。
#1.投稿に適している時間帯は?
Twitter投稿作業の狙い目は11時~12時ごろ、14時~16時ごろ、20時~21時ごろになります。
以下のグラフは、平日のツイート数の推移です。
引用元 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000022240.html
このグラフから、1日のうち最もツイート数・投稿人数が増加するのは21時台であることがわかります。
2番目のグラフは、平日のリツイート数の推移です。
引用元 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000022240.html
このグラフから、5時・11時・15時・20時のツイートが最もリツイートされる可能性が高いことが分かります。
この時間帯は、どちらかというとTwitterを受動的に見ているユーザーが多いのでしょう。
ですから、具体的には11時~12時ごろ、14時~16時ごろ、20時~21時ごろが投稿作業の狙い目です。
もちろんこの時間帯を狙って投稿している企業は多いのでその分競争率は高いと言えます。
しかし、Twitterは時系列で投稿が表示されるので、時間帯をずらして投稿するメリットは薄いです。
ユーザーがTwitterを見ているタイミングに投稿するのがベストです。
プロフィールとプロフィール画像でキャラクターと目的を明確に
プロフィールで重要なのは以下の3点です。
- 信頼性
自身の所属会社、どんなサービス・商品を提供しているのかを明確に記載しましょう。
実績を示す部分には必ず「数字」を入れてください。数字は目に留まりやすくインパクトも大きいです。
- アカウントの方針
このアカウントが読者に何を与えられるのか明確にしましょう。 - 愛嬌と親しみやすさ
趣味・出身地・年代・居住地域・欠かせない習慣・好きな食べ物・経歴など、一見ビジネスに関係ない情報を盛り込みましょう。出身地が同じで年代が同じと言うだけで一体感や親近感が湧くものです。
また、Twitterユーザーは、プロフィール画像でそのアカウントを記憶していることが多いです。
キャラクターが印象づくような画像を設定しましょう。
ハッシュタグは2つまでが基本
ハッシュタグは、その投稿の種類やカテゴリーを表すキーワードで、「#キーワード 」で投稿内に記載します。
多くのTwitterユーザーは、一般的なワード検索による検索結果は幅広すぎると感じ、ハッシュタグによる検索を多用します。
ですから、ハッシュタグのないツイートよりもハッシュタグのあるツイートの方が、エンゲージメント率が2倍近くに上がると言われるほどの効果があります。
ただし気をつけたいのは、ハッシュタグを3つ以上含めると自己顕示欲の強すぎる、ウザい投稿と見られ逆効果ともいわれています。
複数のキーワードを設定する場合、半角、もしくは全角のスペースで間隔を空けます。
ハッシュタグは検索数の多そうなキーワードで設定する必要があります。
しかし、人気すぎる(検索数が多すぎる)キーワードでは、投稿数も多いため投稿がタイムラインの下の方に埋もれてしまいがちです。
なるべく検索数がそこそこに多くて、なおかつ投稿数が多すぎないハッシュタグを選びましょう。
Twitterの高度な検索機能を使うと、特定の期間に、特定のハッシュタグでどれくらい投稿されているのか、どのような投稿がされているのか調べることができます。
便利な無料ツールSocialDogを活用する
SocialDogという無料ツールを活用して、効率的に投稿作業、投稿作業に必要な情報収集、フォロワー分析を行いましょう。
SocialDogには以下のような代表的な機能があります。
- ツイートの予約投稿
- フォロワー数の推移分析
- 指定キーワードが含まれるつぶやきの取得
- 見込み客となり得るユーザーを自動フォロー
- フォロワーの反応率が最も高い曜日・時間帯の分析
さまざまな機能が追加される有料プランも月額980円からと高くありませんので、14日間の無料トライアルをお試しください。
5.Twitterの集客効果を検証する
Twitterの集客効果は、Twitter公式ツールであるTwitterアナリティクスを活用すれば測定できます。
Twitterアナリティクスの場所は、Twitterにログインし、上記のサンプル画面のように左欄のメニュー欄です。
集客効果を検証する際に留意しておくべき、集客の重要ステップは以下の2段階です。
- 投稿が見られていること
- 投稿から集客につながっていること
それぞれのステップで集客効果をどのように測れるでしょうか?
#1.投稿が見られていること
まず、投稿が見られないとTwitterからの集客はできません。
そのため最初に重要になるのがインプレッション数(投稿表示回数)です。
どのような投稿がよく見られているかを検証し、見られる投稿について考えましょう。
しかし、投稿が見られるだけで集客につながるとは限りません。
集客につなげる場合、ホームページ・ランディングページ・ブログに誘導するのが王道です。
ホームページやランディングページやブログのURLは、投稿内に記載できます。
#2.投稿から集客につながっていること
投稿からリンクがクリックされた回数は、投稿ごとにリンククリック数で確認可能です。
インプレッション数に対するリンククリック数の割合=リンククリック率も、その投稿の集客力を測る重要な指標になります。
5.Twitterでよく用いられる用語
Twitter集客でよく用いられる指標は以下です。
それぞれ説明します。
フォロワー数
フォロワー数とは、自分のアカウントをフォロー登録している人の数です。
Twitterでは、基本的にフォロワー全員に投稿が見える仕組みになっているため、フォロワーの数が多ければ多いほど、そこから集客につながる可能性が高くなります。
もちろん、単純にフォロワー数と集客数が比例するわけではなく、フォロワーの量、質ともに重要です。
インプレッション数
インプレッション数はユーザーがツイート(投稿)を見た数です。
ツイートごとにインプレッション数が表示されます。
リツイート数
リツイート数はユーザーがツイート(投稿)をリツイート(拡散)した数です。
RT数と表示されることもあります。
ツイートごとにリツイート数が表示されるので、拡散力の高い投稿の種類を見極めることが可能です。
リンククリック数
リンククリック数は、ツイート(投稿)内のリンクURLをクリックした人の数です。
プロフィールクリック数
プロフィールクリック数は、ツイート(投稿)から投稿者のプロフィールをクリックした人の数です。
プロフィール欄にはサイトURLや集客に直接つながるリンクを貼ることができます。
そのため、プロフィールクリック数が伸びると集客につながりやすいです。
まとめ
Twitterは集客に効果的なツールで、なおかつ拡散されて爆発的な威力を発揮してくれます。
普段の投稿や集客の仕組みを見直すことは重要なのですが、焦らずに長期的に運用していくこともTwitter運用のコツです。
日々投稿していればタイミングがうまくマッチしてバズったり(話題が広がったり)、そうでなくても徐々に効果を発揮してくるものです。
Twitter集客は、手軽にほぼコスト0で始められる事がメリットですが、日々の業務に加えてTwitterの継続的な発信・運用に取り組むには時間も労力も必要です。
事業全体のコストパフォーマンスを考えると、Twitterマーケティングのノウハウが豊富な専門家へ運用を代行してもらうことを検討してもいいでしょう。