広告代理店業界ニュース2020/2/4号ヤフーとLINE統合発表の効果か

デジタルインファクトは、四半期に一度実施している大手広告プラットフォーム(Amazon、Facebook、Google、LINE、Twitter、Yahoo!JAPAN、楽天)の広告サービスに関するアンケート調査結果を公表。Yahoo! とLINEの統合発表による影響なのか、「今後の成長性がある」においてYahoo!の順位が上昇している。広告業界関係者の間で統合後の期待が現れている結果となった。

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業界初となる「アドフラウド保険」が登場した。損害保険大手の損保ジャパン日本興亜と、アドベリフィケーションツールを提供するMomentum(モメンタム)が共同で開発。広告費用を不正にだまし取るアドフラウドに悩まされている広告代理店、広告主にとってリスクを減らせる一つの手段となり得るのか。

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Yahoo!とLINE、経営統合発表の効果!?ー大手広告プラットフォーム第五回調査ー

デジタルインファクトは、四半期に一度実施している大手広告プラットフォーム(Amazon、Facebook、Google、LINE、Twitter、Yahoo!JAPAN、楽天)の広告サービスに関するアンケート調査結果を公表した。
今回が5回目の実施となり、業界関係者(広告主、広告会社、アドテクベンダー、媒体社)計98名から回答を得た。

市場におけるリーダーシップ
デジタル広告市場をリードしている、広告プラットフォームについて聞いたところ、全体においてはGoogleと回答した割合が最も多く、これにFacebook(・Instagram 以降省略)、Amazonが続いた。
1年前との比較において、わずかな差でYahoo!JAPANとLINEとの順位の入れ替わりが見られた。

広告サービスの独自性
広告サービスにおいて独自性がある、広告プラットフォームについて聞いたところ、全体ではGoogleと回答した割合が最も多く、これにFacebook、Amazonが続いた。
1年前との比較においては、各サービス全般で回答の割合に増加が見られた。また、Googleと、Facebook、Amazonに順位の入れ替わりが見られた。

今後の成長性
今後の成長性がある、広告プラットフォームについて聞いたところ、全体においてはAmazonと回答した割合が最も多く、これにGoogle、LINEが続いた。
1年前との比較において、Yahoo! JAPANで回答の割合に大きな増加があり、順位の上昇が見られた。
また、2019年11月に経営統合が発表されたYahoo! JAPANとLINEについて、四半期別の推移をみると、Yahoo! JAPANは、該当月が含まれる19年10-12月期における回答の割合が、同年7-9月期と比べて10ポイント以上増加した。一方、LINEにおいては同様の変化は認められなかった。

引用元:Yahoo!とLINE、経営統合発表の効果!?ー大手広告プラットフォーム第五回調査ー

損保ジャパン日本興亜から「アドフラウド」保険登場

損害保険ジャパン日本興亜株式会社(本社:東京都新宿区/取締役社長:西澤敬二、以下「損保ジャパン日本興亜」)は、Momentum 株式会社(社長:高頭博志、以下「モメンタム」)とアドフラウド保険(以下「本保険」)を共同で開発し、2020年2月から提供を開始する。
両社の連携による本保険の提供を通じて、広告代理店、広告主にとってより安心・安全な広告配信を実現する。

インターネットサービスの発展とともに年々増加するインターネット広告取引は、アドテクノロジーという機械による自動配信にて実施されている。
その技術が発展する中で、広告費用を不正にだまし取る行為、広告詐欺(アドフラウド)をする悪意のある第三者が出現し、効果が見込まれない広告出稿のリスクが増加していることが問題視されてきた。

本保険は、広告代理店が広告主に対するアドフラウド指数2が当初定めた閾値を超過した場合に一定額を払い戻すことを保証し、その払い戻しにより広告代理店が被る損害を損保ジャパン日本興亜が補償する。

補償の対象となるのは、本保険契約を締結した後の広告費用だ。
広告代理店がアドフラウドを抑制し継続的にリスクを可視化・分析していく必要があるため、本保険の加入条件として、モメンタムのサービス「HYTRA DASHBOARD 3」を活用することが前提となる。

引用元:損保ジャパン日本興亜から「アドフラウド」保険登場