広告代理店業界ニュース2019/9/10ソフトバンク、博報堂が合弁会社

ソフトバンク、英Arm、博報堂が企業のデータ分析・活用を支援する合弁会社「インキュデータ」を設立する。分析結果を事業活用にまで応用できる点が強みだという新会社。他国に遅れを取っている日本企業のデジタル化に商機を見いだせるか。

コメ兵のオウンドメディア「KÓMERU(コメル)」が昨年9月の立ち上げから10カ月で月間25万PVを達成した。サイトデザインやタイトルロゴ、コンテンツ、掲載する画像にもこだわった結果、潜在顧客をつかむことができたようだ。来年はリアルとデジタルを組み合わせ月間100万PV達成を目指す。

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ソフトバンク、Arm、博報堂が合弁会社 日本企業のデータ活用を支援 “世界への遅れ”取り戻す

ソフトバンク、英Arm、博報堂は9月5日、企業のデータ分析・活用を支援する合弁会社「インキュデータ」を設立すると発表した。業種や部門を問わず、データ分析と、その結果を踏まえたマーケティング支援などを行っていく。「日本企業は英国や米国よりデータ活用で後れを取っている」とし、国内企業のデジタル化に商機を見いだす。

資本金は20億円。出資比率は非公開だが、ソフトバンクが50%超を占めるという。事業開始は10月1日を予定する。社長にはソフトバンクの藤平大輔統括部長が就く。取締役はソフトバンクが3人、博報堂が2人、Armが1人を派遣する。当初の社員は70人程度で、今後さらに採用を進める。
ソフトバンクは2012年からデータビジネスに取り組み、自動車メーカーや不動産会社などのデータ活用を支援してきた。同じソフトバンクグループ傘下で、18年にビッグデータ分析会社Treasure Dataを買収したArm、国内トップの広告代理店で、近年はデータマーケティングにも注力している博報堂と組むことで、この事業をさらに加速させるとしている。

データ活用を目指す日本企業はこれまで、戦略立案はコンサルティング企業、データの分析・管理はITベンダー、データを生かしたマーケティングは広告代理店――などと、工程ごとに異なる企業と組む必要があった。インキュデータはここに着目し、全プロセスを単独で請け負う点で差別化を図るとしている。

インキュデータは、支援の内容に応じて顧客企業から代金を得るビジネスモデルを採用し、早期に数百億円規模の売上高を目指す計画だ。事業が軌道に乗った場合は、グローバル展開も視野に入れているという。

引用元:ソフトバンク、Arm、博報堂が合弁会社 日本企業のデータ活用を支援 “世界への遅れ”取り戻す

インスタや店頭から着想し10カ月で月間25万PVを達成

藤原義昭氏(コメ兵 マーケティング統括部 執行役員)×成井五久実氏(スマートメディア 代表取締役)

30代女性の潜在ニーズに期待
—2018年9月に開設して好調を続ける「KÓMERU(コメル)」。立ち上げの経緯は。

藤原:もともとコメ兵では、「トケイ通信」「KOMEHYO now」という2つのオウンドメディアを運営していました。いずれも商品機能やスペック、入荷情報など商品情報発信の側面が強く、ユーザー目線を取り入れた編集型コンテンツではありませんでした。

お客さまの中心は40~50代で比較的可処分所得の多い方です。新たな顧客として、ブランドへの憧れが強く購入ポテンシャルの高い30代女性を取り込みたいと考えていました。

成井:それでスマートメディアにご相談いただいたんですよね。

通常の記事とSEO記事を併用
—コンテンツはどのように企画・制作していますか。

成井:当社のスタッフ5人で企画・取材・執筆をしています。月に1度編集会議を開き、コメ兵さんとともに企画内容を精査しています。

藤原:コンテンツはSEOの観点から、エルメス、ルイ・ヴィトン、シャネルの3つのキーワードはマストで押さえたいと考えています。とはいえハイブランドだけでなく、もう少し購入しやすい価格帯のアイテムもあるということも伝えたいと感じていました。

成井:そのためコンテンツは、Instagramで人気の「#oldceline」(ハイブランド「CELINE」のヴィンテージアイテムを指す)などといったハッシュタグから着想することもあります。また、月に1度はリアル店舗の「KOMEHYO新宿店」をチェックしていて、店頭のアイテムから企画を考えることもしています。

藤原:私には「Instagramで人気のハッシュタグからコンテンツをつくろう」という発想はありませんでした。

成井:ターゲットがInstagramの利用者層と被るので、人気タグのチェックは大切です。店頭も、顧客目線で見てみることで、「このブランドのTシャツが定価の3分の1ってお得だし記事にしよう」と新たな発想が生まれます。

記事は月間14本投稿していて、うち2本がカメラマンやスタイリストを入れた記事(約1500文字)。残り12本はSEOを意識した記事(約3000文字)です。ターゲットに響く“画像” の選定にもこだわっています。

月間100万PVを目指して
—ローンチから10カ月経ちましたが、どのような成果が出ていますか。

成井:現在は月間25万PVと、当社が手がけているオウンドメディアの中で最も成長しています。例えば、Googleで「シャネル バッグ」と検索すると「KÓMERU」の記事がトップに出るようにもなりました。

藤原:これまでなかなか取り込めていなかった潜在顧客や検討層の女性ユーザーをつかむことができています。来年は、月間100万PV達成を目指し、リアルとデジタルを組み合わせた取り組みを行っていきたいと思っています。

引用元:インスタや店頭から着想し10カ月で月間25万PVを達成