広告代理店業界ニュース2019/8/6 デジタル広告の好感度アップに影響

コンテンツがデジタル広告にどのように影響するかを脳神経学の観点から明らかにする調査が実施された。高品質なコンテンツが閲覧者に好感度を与えることは予想できるが、同時に表示されている広告に対しても好感度が上がるというのは興味深い。脳神経学で数字がはっきりと示されているので広告主にとって説得力があるだろう。

総合広告代理店の日宣と朝日放送グループHD、NTT西日本、朝日新聞、電通が、AIカメラを用いてスポーツ映像配信事業の可能性を検証していく。来年にオリンピックを控え、スポーツ市場は伸びているが、アマチュア・セミプロスポーツもオリンピックのように気軽に見られる日が来るかもしれない。

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高品質なコンテンツ環境に配信された広告は好感度が74%アップすることが判明!

IASが、コンテンツがデジタル広告に与える影響を脳神経学の観点から明らかにする調査を実施

スマートフォンで閲覧するコンテンツの質が広告のパーセプションに及ぼす影響を脳神経学の観点から明らかにした調査レポートを発表しました。IAS Japanは、2019年7月26日、同レポートの日本語版を発表いたします。

本レポートでは、まず、消費者を取り巻くコンテンツ環境の変化、特に膨張し続けるデータ量についてデータを用いて解説しています。次に、米国におけるブランドセーフティの重要性について広告主の意識の変化や、ブランドリスクへの対応に言及。それを踏まえたうえで、今回実施した調査の結果を次のようにまとめています。

調査結果

1.高品質なコンテンツは好感度の向上に大きく寄与
高品質なコンテンツとともに広告が表示された時、被験者はその広告を低品質なコンテンツ環境で閲覧した時と比較して74%より好ましいと感じていることがわかりました。さらに、質の低いコンテンツに表示された広告を閲覧した際には好感度の向上に寄与しないどころか、好感度が下がるという結果になりました。

2.高品質なサイトには、エンゲージメントを高める効果も期待できる
高品質なサイトのコンテンツは低品質なサイトと比較して、コンテンツへのエンゲージメントが20%高まることがわかりました。消費者にとって好ましいコンテンツは、そこに表示される広告にも良い影響を与えると可能性が高いと言えます。

3.高品質なコンテンツは、記憶にも残りやすい
高品質なコンテンツは、低品質なコンテンツと比較して記憶への残りやすさが30%アップすることがわかりました。記憶に残るコンテンツとともに広告を閲覧した場合、広告のブランドが記憶に残る可能性も高まります。

引用元:高品質なコンテンツ環境に配信された広告は好感度が74%アップすることが判明!

日宣、AIカメラを用いたスポーツ映像配信事業の共同実証実験第一弾を湘南ケーブルネットワークと実施

共同実証実験は、日宣と朝日放送グループホールディングス株式会社(以下、朝日放送グループHD)、西日本電信電話株式会社(以下、NTT西日本)、株式会社朝日新聞社(以下、朝日新聞)、株式会社電通(以下、電通)らが、AIを用いてスポーツの自動中継を実現するカメラシステムを手がける「PixellotLtd.(ピクセロット)」(本社:イスラエル、CEO:AlonWerber)のAIカメラを用いて、スポーツ映像配信事業の可能性を検証していくものです。

スポーツ市場はグローバルで伸びており[1]、スポーツ観戦者も増えています。平成30年の年間高世帯視聴率番組ベスト30(関東地区)は、2018FIFAワールドカップと平壌オリンピック番組が半数をしめました[2]。 しかし、地元で少数の熱狂的なファンがいるようなアマチュア・セミプロスポーツなどは、日本で約9万チーム(サッカー、バスケットボール、バレーボールの3競技合計)あるにも関わらず[3]、ほとんどテレビで放送されていないのが現状です。

そこで、本共同実証実験では、ディレクター一人で撮影でき、圧倒的な低コストでスポーツの自動中継ができるAIカメラを用いて、これらのマイナースポーツを撮影し、スポーツ映像配信の事業化の可能性を検証いたします。

引用元:日宣、AIカメラを用いたスポーツ映像配信事業の共同実証実験第一弾を湘南ケーブルネットワークと実施