CMSってどんなサービス?5つのメリットと導入に最適なサイトの特徴

「CMSにはどういった機能があるの?」
「CMSを導入することでどんなメリットが期待できるの?」

Webサイトなどのコンテンツを制作することになった企業の中には、CMSがどんなシステムなのか気になっている人もいるのではないでしょうか。

CMSを導入することでコスト削減などのメリットがあるのですが、実はコンテンツの規模によってCMSを使い分ける必要があるのです!

本記事では、CMSの特徴やメリット・デメリット、CMS導入に向いているWebサイトの特徴を紹介します。

この記事を読めば、自社メディアに最適なCMSを導入できるようになりますよ!

1.CMSとは

CMSとは

CMSとはContents Management System(コンテンツ・マネジメント・システム)の略称で、素人でもWebサイトやコンテンツを構築・管理・更新できるシステムをいいます。

一般的なWebサイトを制作するときは、専門的な知識や技術が必要です。

HTMLと呼ばれる文章構造を指定する言語やCSSと呼ばれるデザインやレイアウトを設定するときに必要な言語を駆使しなければなりません。

しかし、企業がインターネットを活用するのが当然の時代になっているので、専門的な知識を持っていない状態でもWebサイトの構築・管理が求められています。

そこで、CMSを利用すれば、Web制作に関する専門的な知識を習得していない人でも簡単にWebサイトやコンテンツを扱えるようになるのです。

2.CMSの3つの特徴

CMSの3つの特徴

CMSの特徴を紹介します。

今回紹介する特徴は以下の3つです。

  1. オープンソース型CMS
  2. 商用パッケージ型CMS
  3. クラウド型CMS

企業によってCMSを使い分ける必要があります。

順に紹介するので、どのタイプのCMSを導入すればよいのか検討しましょう。

(1)オープンソース型CMS

オープンソース型CMS

オープンソース型は、プログラム本体のソースコードが一般に公開されている特徴があります。

ソースコードとは、プログラミング言語が羅列しているテキストのことで、誰でも自由に利用することが可能です。

主に、WordPressJoomla!Drupalなどがオープンソース型CMSに該当します。

オープンソース型CMSはソースコードが一般公開されているので、ライセンス費用がかかりません。

初期費用がかからないので、費用を抑えたい企業におすすめです。

しかし、Webサイトのデザインやテンプレートの作成や開発、Webサイトの構築を業者に委託する場合などは費用が発生することを頭に入れておきましょう。

オープンソース型は数千~数十万ページもある中~大規模サイトには向いていないので、小規模サイトに適しています。

プラットフォームも汎用的で、初心者にも使いやすい傾向があるので、初めて自社のWebサイトを構築する場合に利用してみてはいかがでしょうか。

なお、WordPressの詳細を以下の記事にまとめているので、あわせてご覧ください。

WordPressとは?メリット・デメリットや使い方を徹底解説!

(2)商用パッケージ型CMS

商用パッケージ型CMS

商品パッケージ型CMSは、メーカーが企業向けに開発したCMSのことです。

企業の商用利用が前提としたCMSなので、中~大規模のWebサイトにも対応できます。

また、製品メーカーや販売会社のサポート体制を受けることが可能なので、手厚い保証も期待できるでしょう。

主に、商品パッケージ型CMSは、中規模向けにはHeartCoreNOREN、大規模向けにはSitecoreAdobe Experience Managerなどがあります。

性能や保証がある分、ライセンス費用などの導入コストや維持コストがかかってしまうのが難点です。

商品パッケージ型CMSは、将来的に数千~数万以上のページを作成する可能性がある企業や、導入コストよりも性能や保証を優先する企業に向いているといえるでしょう。

(3)クラウド型CMS

クラウド型CMS

クラウド型CMSは、ベンダーが管理しているサーバーにアクセスして利用するCMSです。

代表的なサービスにJimdoWixがあります。

パッケージ型は自社サーバーにインストールする分、専門的な知識や労力が必要ですが、クラウド型は契約さえすればインターネットでアクセスするだけで簡単に導入可能です。

料金体系は一般的に月額制か重量課金制なので、月々のコストが計算しやすいのも特徴の1つでしょう。

ベンダーが定期的にアップデートやメンテナンスを行うため、常に最新の機能を安価に利用できる点が大きなメリットです。

なお、CMSの種類について以下の記事で詳しく説明しているので、あわせてご覧ください。

CMSは何種類?3つのタイプごとにメリット・デメリットを紹介!

3.CMSの5つのメリット

CMSの5つのメリット

CMSを導入することで得られるメリットを紹介します。

今回紹介するメリットは以下の5つです。

  1. 制作コストを削減できる
  2. 安定して更新できる
  3. 統一性を持たせることができる
  4. Webサイトの分業化ができる
  5. SEO対策ができる

メリットを把握することで、導入をするかどうかの判断基準になります。

順に紹介するので、CMSを導入するか検討してみてください。

(1)制作コストを削減できる

コストを削減できる

CMSを導入することで制作コストを削減できます。

従来のWebサイトを制作する際に、専門的な知識がなければ制作業者に依頼することが一般的でした。

制作を業者に依存してしまうと、追加でページ制作を依頼するたびに費用が発生してしまいます。

しかし、CMSは専門的な知識がなくても簡単にページ制作をすることが可能なので、追加費用を抑えることができるのです。

また、Web制作に携わる人員も抑えることができるので、無駄な人件費を使わずに済みます。

ライセンス費用が発生しないオープンソース型CMSなど、コスト削減に優位に働くCMSもあるので、特にWebサイトの運営コストを重視する企業はCMSの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

(2)安定して更新できる

コストを削減できる

コンテンツを安定して更新できる点がCMS導入の1つのメリットです。

従来のWebサイトでは、コンテンツを更新する際にHTMLやCSSなどを使う必要があります。

しかし、CMSはHTMLやCSSを使わなくても簡単に更新できるので、時間をかけずにコンスタントに情報を発信することが可能です。

社内にHTMLやCSSを把握している人がいなくても更新することができるので、CMSを導入すれば特定の人に依存しなくて済むでしょう。

(3)統一性を持たせることができる

統一性を持たせることができる

テンプレートを利用してWebサイトを運用するので、統一感を出すこともできます。

専門的な知識や技術に左右される場合は、更新する人によってコンテンツの出来にばらつきが生まれるでしょう。

CMSを利用すれば、テンプレートや決められたルールの基で制作できるので、全体に統一感を持たせることが可能です。

統一感が出るとユーザーもストレスなくコンテンツを閲覧することができるので、ユーザビリティーを高めることにも有効でしょう。

(4)Webサイトの分業化ができる

Webサイトの分業化ができる

CMSによって専門的な知識や技術を持たない人でもコンテンツ作りに携われるようになるので、Webサイト運営の分業化が可能です。

CMSを導入しなければ、Webサイトに詳しい人が業務を請け負うことになるので、特定の人に大きな負担を強いることになります。

Webサイトの運営には、追加コンテンツの作成やデザイン・レイアウトの変更、アップデートなどさまざまな作業をしなければなりません。

CMSを導入すると業務ごとに担当者を振ることができるので、一人ひとりの作業負荷を軽減するだけでなく、作業効率もアップするでしょう。

(5)SEO対策ができる

マルチデバイスで利用できる

CMSのメリットには、SEO対策ができることも含まれます。

SEO対策とは、検索エンジン結果でWebサイトを上位表示させるための対策のことです。

CMSを利用すれば、カテゴリーごとにコンテンツを分類したり更新頻度を増やしたりすることが可能なので、ユーザビリティーが高くなります。

操作性も簡単で、頻繁に更新できることからリンク切れやタグの貼り忘れを防ぐこともできるでしょう。

Webサイトのクオリティを高めることができるので、結果としてSEO対策になります。

4.CMSの4つのデメリット

CMSの4つのデメリット

CMSのデメリットを紹介します。

把握しておくべきデメリットは以下の4つです。

  1. 機能や操作方法を学ぶ必要がある
  2. デザインの自由度が制限される
  3. セキュリティに問題がある
  4. バックアップを取る必要がある

導入の際にメリットに目がいきがちですが、デメリットも把握しておかなければ導入後に後悔する可能性があります。

順に紹介するので、どのようなデメリットがあるのか頭に入れておきましょう。

(1)機能や操作方法を学ぶ必要がある

機能や操作方法を学ぶ必要がある

CMSを有効活用するためには、機能や操作方法を学ぶ必要があります。

初心者でも扱えるほど操作は簡単ですが、慣れるまで時間がかかる人もいるでしょう。

デザインテンプレートの変更やプラグインの導入など知識が必要な部分もあります。

機能や操作方法など知識を深めて、CMSを使いこなせるようになりましょう。

(2)デザインの自由度が制限される

デザインの自由度が制限される

CMSのデメリットに、カスタマイズの制限があります。

テンプレートに沿って活用するため、ある程度機能が固定されるのは仕方がないでしょう。

操作性が簡単になっている一方で、自由にカスタマイズができないことを把握しておく必要があります。

CMSを導入すれば統一性のあるコンテンツページになるので、例外的なキャンペーンサイトなどの特設ページの作成が困難になることを覚えておきましょう。

(3)セキュリティに問題がある

セキュリティに問題がある

インターネットを経由するため、セキュリティ面に不安があるのもデメリットの1つです。

オンライン上でコンテンツを提供するため、不正アクセスや情報漏洩、サイバー攻撃を受ける可能性があります。

特にオープンソースは製品メーカーからのサポートがないので、トラブルに巻き込まれた場合に的確な対処ができないこともあるでしょう。

有料のCMSでも標的になるので、導入前にセキュリティ面が整っているか確認することをおすすめします。

初めてCMSを利用する場合は、安心して利用できるようにセキュリティ対策を万全にしておきましょう。

(4)バックアップを取る必要がある

バックアップを取る必要がある

オンライン上でコンテンツを営む場合に、定期的にバックアップをとる必要があります。

従来のWebサイトでは作成したコンテンツをサーバーにアップするため、PC内でデータが消えたとしてもサーバーから復元することが可能です。

しかし、CMSはオンライン上でデータを更新するため、PC内のデータが消えるとサーバーのデータを基に復元できません。

いつどのタイミングでオンライン上のデータが消えるか分からないので、小まめにバックアップを取っておきましょう。

5.CMS導入に向いているWebサイトの特徴

CMS導入に向いているWebサイトの特徴

CMS導入に向いているWebサイトの特徴を紹介します。

たとえば、以下のような特徴のあるWebサイトを運営する場合は、CMS導入を検討してみてください。

  • Webサイトの更新頻度が高い
  • 制作会社がその都度更新している
  • リアルタイムな情報を発信している
  • Webサイトの規模が大きい(ページ数が多い)
  • カテゴリーやページごとに担当者が異なる
  • デザインやナビゲーションに統一性がない

HTMLやCSSなどの専門的な知識や技術を持っている人が多い企業であれば、わざわざ自由度を狭めるCMSを導入する必要はないでしょう。

しかし、Webサイトに詳しい人がいない、もしくは少ない企業や作業効率を向上させたい企業などは無料で導入できるCMSもあるので、お試し感覚で導入してみてはいかがでしょうか。

まとめ

CMSはWebサイトなどのコンテンツを素人でも簡単に構築・管理・更新できるシステムのことです。

CMSといってもオープンソース型や商品パッケージ型など種類によって特徴が異なるので、導入する企業によって使い分ける必要があります。

制作コスト削減やSEO対策などのメリットがある一方で、デザインの自由度が制限されたりセキュリティに不安があったりするなどのデメリットも意識しなければなりません。

メリットとデメリットを天秤にかけつつ、今回紹介したCMS導入に向いているWebサイトを運営する企業は、CMSの活用を検討してみてはいかがでしょうか。

なお、以下の記事でCMSのサービスを比較しているので、そちらもあわせてご覧ください。

タイプごとにCMS徹底比較!4つの選ぶコツと3つの導入時の注意点

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西 和人
デジマチェーン株式会社代表取締役。ネット広告総合代理店オプトにて、運用型広告の運用業務に従事した後、大和ハウスグループにてネット広告の新規事業立ち上げ運営に携わる。
中小企業のデジタルマーケティングの利用促進の担い手として、ネット広告代理店の存在の必要性を感じ、日本初のネット広告代理店支援事業「デジマチェーン」を展開中。
累計200社を超えるネット広告代理店の開業、育成支援を行う。同志社大学大学院MBA修了。

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